う ページ27
堕「もっと強く自分がなりたいものをイメージするのよ、こう……何かあるでしょ?!」
妓「ごめんなあ…、此奴頭弱いからよお、上手く言えねえんだよお。」
『まあ、自分の感覚の問題だから、しょうがないよ。』
こんばんは、Aです。
最近、食べた人間の数が累計50人を超えたのでいろんな方と血鬼術の練習をしてるのですが…、なかなか出来ないものですね。
今回は、擬態を試しています。
ちなみに、この御二方とは多分精神年齢(?)的に近いので、砕けた話し方を許してもらった。
そもそも敬語はあまり得意ではないので、猗窩座くんにも敬語を外す許可を取りました、ありがとう猗窩座くん。
『でも俺、鬼になってから生きてる女の子は堕姫ちゃんしか見たことないんだけど…、こんな可愛い女の子に初っぱなからなれるものなのか…?』
初めて見た時も思ったが、改めてみると矢張り堕姫ちゃんの顔は全てが完璧なのだ。
ぱっちりとした二重の大きな瞳にクルンと上向きに上がった睫毛、対極的に小さくて可愛らしい口と鼻。
顔は童顔なのだが、胸もちゃんと豊満なところも男としては矢張り評価が高い。
見本があまりにも完璧すぎて、ちょっとでも位置がズレたら直ぐ変な顔になってしまいそうで心配だ…。
堕「じゃあ今度、私より不細工な花魁を生け捕りしてくるわ!」
嬉々として語る堕姫ちゃん、いや、可愛いのだけれど言っていることが失礼だし物騒だし…、絵面に合っていないというか…、いや口元に俺の血がついているから別に合っていないわけではないのだが、可愛らしい顔には合っていない。
『いや…、俺まだ人の踊り食い(?)はやる勇気ないわ…。
あ、じゃあ堕姫ちゃんがその…他の花魁の方の擬態してよ。』
堕「はぁ?!あんな不細工どもの顔なんて覚えてるわけないでしょ?!Aは馬鹿ね。」
妓「すまねえなあ…、馬鹿は梅の方なのに。」
申し訳なさそうに頭を下げる妓夫太郎くん、いや、俺が出来ないだけだから、というか妓夫太郎くんが謝る必要は一切無いよね。
『あ、全然良いよ、俺も何かしらコツが掴めれば良いんだが…。
…堕姫ちゃん、もう一回、擬態して見せてて。出来るだけゆっくりお願い。』
もう一回、今度は集中して堕姫ちゃんが変わっていく様子を観察するんだ。
視力が良くなる血鬼術とか合ったら良いんだけど…。
とりあえず集中、集中。
堕「…、しょうがないわねぇ、もう一回だけよ?」
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串(プロフ) - 罷免さん» はじめまして、コメントありがとうございます。どツボにハマって頂けましたか…!正直癖の強い作品だと思っていたので、罷免さんを含め多くの方に評価して頂いている事実に毎度驚愕しております…。これからもちゃんと更新するので、作品共々よろしくお願いします! (2020年2月29日 2時) (レス) id: 94b567b340 (このIDを非表示/違反報告)
罷免 - どツボです…更新ありがとうございます!!! (2020年2月27日 22時) (レス) id: d073c1529e (このIDを非表示/違反報告)
串(プロフ) - はじめまして、コメントありがとうございます。楽しんでもらえるよう、予測できない展開にしようとこんがらがり気味ですが、面白いと言って頂けて嬉しいです!無計画なので変な点もあると思いますが、是非最後までお付き合いください。これからもよろしくお願いします! (2020年2月27日 20時) (レス) id: 94b567b340 (このIDを非表示/違反報告)
アクトレモン(プロフ) - とてもこの作品が大好きです!!今まで見たことがない展開などとても面白いです!更新頑張ってください (2020年2月27日 11時) (レス) id: 4bdd481c8a (このIDを非表示/違反報告)
串(プロフ) - ウルさん» はじめまして、コメントありがとうございます!会話文だけの夢小説が苦手だったので、情景や心情描写を出来るだけ挟むようにしていたのですが…、まさか読者様の妄想の糧になっていたとは思いませんでした笑 応援とても嬉しいです、これからもよろしくお願いします! (2020年2月22日 20時) (レス) id: 94b567b340 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:串 | 作成日時:2020年2月15日 20時