志摩ちゃんうふふ。 (ページ46)

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開いたドアから人質にされていたとみられる人達がぞろぞろと出てきた。ホッとしかけた時、Aの姿が無いのに気づく。
男性が慌てた様子でこちらに駆け寄ってきた。

「怪我はありませんか？中の様子は？！」

陣馬が驚きを隠せず、矢継ぎ早に質問する。

「た、助けてください！まだ中に従業員が1人居るんです！」

その声に周囲がざわめきだす。大方、この人数の人質は必要ないとでも思ったのだろう。

「犯人は何か凶器をもっていましたか？」

「け、拳銃を、従業員の頭にずっと突きつけてて…」

「犯人なんか言ってた？」

「その従業員の、恋人を連れて来いって…そいつの前で殺してやる！って…」

「恋人？？」

上等だよ

気付けばそう呟いていた。伊吹だけではなく他の2人にも聞こえていた様だ。
目を瞑り、小さく深呼吸する。

「分かりました。行きます」

「え？」

「志摩？」

「中にいるの、佐倉Aですよね」

男性が驚いたように慌てて返事をする。

「佐倉って…志摩、ほんとか」

「はい。ここで働いてるんですよ」

「ねぇ志摩。なんでそんなに冷静なの？」

「は？何言ってるんだお前」

「だってそうだろ？！Aちゃん中にいるんだよな？！だったらなんでそんなに落ち着いてられんだよ！」

「冷静？そう見えてるんなら良かったよ」

「は…？」

「伊吹、無線ONにしとけ。なんかあったら殴ってでも俺を止めろ」

いいな、と目を合わせて

伊吹たちに背を向けた

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某突破する番組を見てたら妄想が膨らんだのですが、語彙力が追いつきません。誰か助けて