志摩ちゃんうふふ。 (ページ40)

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モヤモヤの裏でページ40

※「大人気ない？｣での伊吹とAの会話となっております。

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「てかごめんね～？急に誘っちゃって｣

『いえいえ！皆さんと飲めて嬉しいです！』

「まさか志摩ちゃんが連れてきてくれるなんて思ってなかったからさー」

正直びっくりした、と伊吹が笑うとAもふふっ、と笑う。志摩たちが来て30分程たち、お互いお酒が進み始めた頃。

「ねぇねぇ、志摩のどこが好き？」

『え？』

「いや～志摩俺らに何も言わないからさ～、普段どんな感じなのかなーって」

『そうですねー、仕事で疲れて帰ってきた時とかにご飯作っててくれたり、コーヒー入れてくれたりして、なんかすっごい安心するんですよね。あ！そうだ聞いてくださいよ！！』

「おぉ、どうした」

『前に、仕事が午前だけでお昼頃に帰ってきた日があったんですけど、あ、9時まで密行？だった日です。
その時に、家に帰ったらソファであのポリまるくん？のぬいぐるみに顔を埋めて寝てたんですよ！』

「え！何それ！」

『てなりますよね？！いっつもツンケンしてるような人がぬいぐるみ抱いて寝てるんですよ？！衝撃ですよ！』

「え～俺もきゅる志摩見たい～」

『彼女の特権ですっ！』

志摩について満面の笑みで語るAをみて伊吹は思う。あぁ、志摩はこの笑顔に惚れたのだ。きっと。
嬉しそうな、優しく包み込むような、そんな笑顔。

「志摩が惚れるのもわかるわぁ」

『え？』

「Aちゃんすっごい嬉しそうだもん。志摩のこと好きなの伝わってきた」

『そう、ですかね…最近ちょっと悩んでて。私めっちゃ好き好き言っちゃうんですよ。それをかずくんがどう思ってるかが分からなくて…ウザがられてたりしたらどうしようとか色々考えちゃって…』

「んー、志摩はそんなに好き好き言うタイプじゃないと思うけど、ちゃーんとAちゃんの事好きだと思うよ。休憩中とかスマホみてニヤニヤしてる時とかあるもん」

『そうなんですか？』

「うん。だから、AちゃんはAちゃんの伝え方でいいと思う。志摩もちゃんと応えてくれるはずだからさ」

『…はい！』

「よし！今日はここらで終わりにすっか！」

「えぇ～陣馬さん今日早くな～い？」