バシかキャットかで死ぬまで喧嘩しよう

ろく。 ページ7

天音side







石橋｢大人しくしてろよー｣






そう言って出かけた石橋。






仕事に行くらしい。







(仕事ってなにやってんのやろ)






サラリーマン？





自営業？





モデル？





いや、モデルは無いな。





イケメンなんだよ？でも、ちょっと物足りないというか…






世間でいうイケメンがどういうものか分かっていないのであーだこーだ言える口ではないが。







(暇や)








(テレビ見よ)






テーブルに飛び乗り、リモコンを操作する。







『どうもー四千頭身でーす』







(何もやってないなー)








『突然なんだけどさ、俺が考えてきた説明しりとりっていうゲームやろ』








(消そか…な…)








(え？！石橋やん！何してんの？！え！石橋芸人なんん？！)






・


結局最後まで漫才を見ていた。





(お笑い全然わからんけど、四千頭身おもろい…！)








こりゃハマるな。







とか何とか考えていたら睡魔が。







(そっか猫って一日の大半寝てんのや)







そのまま机の上で丸まって寝た。






・






・



石橋｢ただいまー｣






石橋｢ラチェー｣






(んぁ？あぁ、帰ってきたんか)







｢ニャーン｣







おでこ、顎、背中をこれでもかと言うほど撫でてくれる。







こっちがゴロゴロ言うと、石橋も笑顔になる。









(ええなぁ、ほのぼのしてんなぁ…｣








石橋｢あれ？テレビつけてったっけ？｣








(付けたらあかん感じやった？)







石橋｢ラチェ付けた？｣







｢ニャー｣








石橋｢ラチェ賢いね。返事してくれるし。｣









(まあ、人間なんで)

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