じゅうよん。 ページ15
天音side
「私の両親は、私が子供の時に死んで、しばらくおじいちゃんとおばあちゃんの家にいたんですけど、亡くなって、一人暮らし始めました。でも、友達もいないし虐められるし、付き合ってた人にも振られちゃうし、もう嫌になっちゃって。その時に、公園に狐か何かのお面があって、それで気づいたら猫になってました。」
あの後散々泣いた。
私が泣き続けてる間も、石橋は何も言わずに背中をさすってくれた。
それだけで何だか幸せな気分になった。
石橋「そっか、話してくれてありがと。」
辛かったな、と頭をポンポンされ、また溢れそうな涙を堪える。
石橋「取り敢えずさ、家も無いっぽいし引き続き住むでしょ？」
「いや、迷惑かけられないんで、出ます。」
石橋「え？行く宛てあんの？」
「行く宛て…は、無いですけど…何とかなります」
石橋「だーめだって。危なすぎる。それに、迷惑なんかじゃない」
「だって、石橋有名人やん…」
石橋「あれ？関西出身？」
あ、ミスった
「うん。」
石橋「へぇー。じゃなくて、俺らそんなに有名じゃ無いよ？まだまだぺーぺー。」
ぺーぺーはテレビ出ないんだよ、とか考えていると
石橋「じゃあさ、家事してよ。交換条件。」
「かじ」
石橋「うん。決まり。じゃあ明日にでも日用品買いに行くか。」
ということで、天音莉緒、居候始めます。
続く
お気に入り登録で更新チェックしよう!
最終更新日から一ヶ月以上経過しています
作品の状態報告にご協力下さい
更新停止している| 完結している
←じゅうさん。
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 39人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
あすみ - 更新ありがとうございます！受験頑張ってください！ゆっくりで大丈夫ですよ！採用されるか分かりませんが、江戸時代の娘と城の主がバシくんたちの前世だとしたら……なんて言うのはどうですか？そこからはちょっと思いつきませんが、ご検討お願いします！ (2021年1月11日 23時) (
レス) id: 7ea44f0606 (このIDを非表示/違反報告)
みみっく(プロフ) - あすみさん» ありがとうございます！言ってくれた方がアイデアが思い浮かんでめっちゃ書きやすいんです！受験生なので更新が遅くなると思いますが、気長ーに待っていただけると嬉しいです！ (2021年1月10日 12時) (レス) id: d5fadfa717 (このIDを非表示/違反報告)
あすみ - これめっちゃ面白いです！続きが見たいです！個人的に結末は2人が結ばれたら良いなって思ってます！猫になったのはバシくんが関係してる感じの方が運命的な感じがして好きです。笑 ご検討お願いします！ (2021年1月10日 12時) (レス) id: 7ea44f0606 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：みみっく | 作成日時：2020年7月6日 23時
