本音9 ページ9
目を細め、眩しいものを見るように冨岡さんは私の頬に触れる。そのせいで更に胸の動悸がみるみる高まる。
もう駄目。恥ずかしすぎてどうにかなっちゃいそう。それに対して冨岡さんは飄々とした様子。
掴み所のない、何を考えているのか分からない表情。
『あの、そろそろ離してくだ…』
そう言いかけたとき視界が突然遮られた。
唇に何かが触れる。
柔らかな感触。
……キス？
今……私キスされてる？
突然の事に頭が追いつかない。
荒々しく押し付けられた唇。何度も何度も角度を変え、酸素と思考を奪われる。
『ちょっと……冨岡さっ…』
抜ける力を振り絞り、必死で言葉を形にする。
『や、やめてください。』
その言葉に冨岡さんは体を硬直させた。
そういや冨岡さんは人の言い分とか結構気にする方…なんだったっけ。キツめに言いすぎたかな？と心配になってくる。私だって冨岡さんには嫌われたくはないからね。
『や、あのそういう事じゃなくて…』
「もっとやれ。ということか？」
『違います、違います！』
「「もっとやれ…ということは接吻以上のこと……」」
『聞いてますか！？』
聞く耳を持たずに私の方へと近づいてくる冨岡さん。
「何故逃げる。」
『逃げます！さよなら〜！』
あれ以上あの空間には居ては行けない気がした。
──────────
よ、400票も！？
評価本当にありがとうございます！！
あと、コメントめちゃくちゃ嬉しいです……。
本当にやる気が出てきます。
↓宣伝していいのか恐縮ですがこちらもチラッと覗いて行ってください！
http://uranai.nosv.org/u.php/novel/c46e062cf22/
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 1528人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「鬼滅の刃」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
Nami - 冨岡さんとのカラミもっと見たいです(冨岡さん推し)。 (2022年11月15日 9時) (
レス) id: 7f8b02d024 (このIDを非表示/違反報告)
廣岡唯 - 面白い続きが観たい…良いね (2022年11月6日 8時) (レス) @page11 id: 4e6dbece94 (このIDを非表示/違反報告)
レミー - ヤンデレ化した柱たちとの対決話も観たいです (2021年9月18日 15時) (レス) id: d3abc06234 (このIDを非表示/違反報告)
星ヶ崎 涼花☆��(プロフ) - 井黒さんと、甘味処デートなどは…？ (2020年2月15日 4時) (レス) id: 9b517d8f85 (このIDを非表示/違反報告)
チョコバナナ - 柱全員が酔っ払って、夢主ちゃんを取り合うのはどうでしょう? すごく面白いです! 更新待ってます! (2020年1月27日 9時) (レス) id: 327e293487 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：ロンメル | 作成日時：2019年12月15日 1時
