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「‥‥‥なんて？」
リ「ババアやん」
「すんません、冗談です。え、ほんまに？」
リ「ドッキリでしたー言うやつ最低やで」
「そっかあ‥‥」
リ「で、返事は？」
これも、お酒のせいかなあ。
そう腑抜けた頭で考えた。それなら、まだ、酔わせていたい。
私に、酔ってしまえばいい。
「こんな奴ですけど、何卒」
リ「ん、こちらこそ」
「‥‥変に緊張しました」
リ「俺のが緊張したわ。ブクロに取られた無かったから」
「東ブクロに私がなびくとでも？」
リ「ま、そんな訳ないわな」
「でしょ」
どちらからともなく、手を繋いでみた。
弱々しくて、とろけてしまいそうな、不器用な握り方だった。
恋愛初心者か。そう笑う。
リ「‥‥なんか、変な感じ」
「なんでですか」
リ「俺ら、今日の晩出番被ってるってことは、仕事やのにこんなとこで手繋いでるんやなって」
「あー、うちらも出番かあ。久々の大阪でしたっけ。はよ寝なあかんけど」
リ「多分、思ってる事一緒」
「‥やっぱり？」
帰りたくない。それがきっと、答えだった。
少し力強く握られて、心臓がばくばくした。
それも、心地よくて。
「ねえ、リリーさん」
リ「どうしたん」
「サイゼ、入りませんか」
リ「ええやん、お腹すいたもんな」
ぱっと目に付いたサイゼリヤにふたりで飛び込むように入った。
ふたりで。そう二本指を立てる。
その1本に入れている。その事実に胸が高鳴った。
リ「好きなん食べや」
「うーーーん、じゃあ、若鶏のやつで」
リ「ライスは？」
「ラージ！」
リ「子供か。じゃあ俺、マルゲリータで」
そう笑ったリリーさんの横顔が静かな机に並んだ。
リ「A」
「はい？」
リ「好きやで、いちばん」
「‥‥1番やなかったらこまる。彼女ですから」
リ「素直に喜べよ、あほ」
「べつに、嫌とは言うてませんし。私も好きですよ」
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伊藤(プロフ) - みやべさん» わー！ありがとうございます、、！そうです！気づいて下さって嬉しい。。！ｷｬｱ！できてよかった！（笑）いつもみやべ様のいつも作品読ませていただいてるのでコメント嬉しいです、、。これからもお互い頑張りましょうね。（ちなみに最後はviviですよ。。（笑）） (2021年5月26日 15時) (
レス) id: 31619474bd (このIDを非表示/違反報告)
みやべ(プロフ) - 更新お疲れ様でした……！読ませていただいてました！途中まで分からんかったんですけど これ米津さんの曲の歌詞ところどころ入ってますよね…！？(メランコリーキッチンとか)歌詞の入れ方が素敵でｷｬｱ！ってなってました(？)！面白かったです……！ (2021年5月26日 2時) (レス) id: 90eb83042b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：伊藤 | 作成日時：2021年5月9日 15時
