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出会い ページ4
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お墓参りに行って、帰る途中。
いや、墓地から出てすぐのところで、同い年の…同じ大学の人と出会った。
「あれ…？冬星 Aさん、ですよね…？」
おどおどとした感じで話しかけてきたのは、私と同じ学科の人だった。
「貴方は…。雪兎 優さんでしたっけ？」
同じ学科の人を全員覚えているわけではない。
でも、雪兎さんは、何かと座る位置が近かったり、たまに話していたりしたことから、名前を覚えていた。
「そうです…。…貴方は、なんで此処に居るんですか…？」
「私は、友人のお墓参りに来たんです。
雪兎さんは、どうしたんですか？なんで、此処に？」
昔から変わらない、少しきつい口調。
ちょっとはマシになったと思うけど。
「兄の、お墓参りです。」
お兄さんが…。そうなのか…。
「そうだったんですね…。
よければ今度、大学で話しましょうね。」
私が精一杯の笑顔を見せると、雪兎さんはは安心したように少しだけ笑った。
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