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「なんとかなって良かった〜」
少し人が減ったシェアハウス内で水輝が呟いた。
「ああ。そうだな」
軽そうにそう返した秀樹。それに対して頷く晴乃。
ある意味いつも通りとも言えるその光景だが水輝は違和感を感じた。
「秀樹の様子、なんかおかしい…」
小声でそう言った水輝だったが、その呟きは誰も拾うことなく、まるで部屋の中の空気に溶け込んでいってしまったようだった。
「あ、そうだ。水輝、喧嘩系の話は書いて見たことないんじゃないか?」
秀樹は、話をそらすように水輝に確認をとった。それ以上触れるなといっているように。
水輝が興味を持ちやすい、同人誌の話をして興味をそらした。
「確かに〜。じゃあ、今から書く!」
水輝は、心の中に違和感を留めて、秀樹のことは一度おいておくことにした。
「なら、僕も手伝いますね」
晴乃は違和感に気づかず、ただ目の前にいる先輩たちの話について行った。
さぁ…。この選択はどう出るのだろうか。
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佳(プロフ) - ぺぽんさん» コメントありがとうございます。そういってもらえてよかったです! (6月18日 17時) (レス) id: 5970829cc4 (このIDを非表示/違反報告)
ぺぽん(プロフ) - イベントに参加していただきありがとうございます。作品読ませていただきました。シェアハウスという新鮮な設定で、楽しく読むことが出来ました!素敵な作品をありがとうございました✨ (6月18日 17時) (レス) @page37 id: 83a944f022 (このIDを非表示/違反報告)
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