祓魔74 ページ24
ぽんちゃんに着き私は壁側に座り、隣には廉造君。私の向かいに三輪君と燐君
もんじゃが鉄板に広がり、それを食べながら勉強を進める。
燐「ん？これなんだ？え？」
三輪「え、なんやろ…僕も最近勉強不足で…」
志摩「こういう時坊がいたら楽やのに」
「勝呂君、そない凄いん？」
そう聞くと、坊は意味や歴史もちゃんと覚えてはるんですよ。と三輪君が言って、付け足すように教えるんも上手いしと廉造君が口を出す。
「シケムって、地名やなかった？私は自信あらへんけど」
三輪「でも、特進クラスに入らはるなんて凄いじゃないですか」
燐「まぁ、勝呂のことは諦めろ。」
志摩「坊がジャーマネて！」
ほんま、ここにとって勝呂君はえらい大っきい存在やってんな…
その話の後、三輪君は言い出しにくそうにシステム開発の勉強をしていて試験勉強が疎かになっている。と照れ臭そうに話した
「ほんまに可愛いね、三輪君…」
三輪「へ、変なこと言わんとってくださいよ！」
志摩「朔ちゃん、子猫さんのこと口説いてはるん？」
「ちゃいます…にしても、その子猫さんってええなぁ」
三輪「あ、好きなように呼んで下さい」
「ほな決まり」
システム言うてもそれが実現したとしても勉強は欠かせへん。やっぱ、そう簡単には行かへんよな…
志摩「みんな別々の道を行くんやなぁ…」
燐「そーだぞ、お前が一番めちゃくちゃな道行ってんだから」
志摩「でも実は俺、子猫さんが言うてた通り詠唱騎士はやめたんや」
「詠唱騎士目指してたんや」
志摩「前までは戻ってくるつもり無かったしテキトーに考えててんけど…騎士と手騎士受けよかなって」
私が知らん時に、なんやそういう考える切っ掛けみたいなタイミングがあったんやろか
燐「朔は？変えたりすんのか？」
「いーや。私は手騎士と竜騎士で行くつもり。」
三輪「てっきり、詠唱騎士目指してはるんかと思ったけど」
「皆に言われるけど、それメインじゃ戦われへんくなる時が来るし、別の称号にも興味湧いてもてな」
そんなふうに話している時
勝呂「よかった、まだおったか」
疲れきった顔をして廉造君の隣に座る勝呂君
勝呂「なんや、東雲おったんやったら勉強捗ったやろ」
「それが、称号やらなんやらの話してたら進まへんくて」
勝呂君は来るなり質問の嵐に巻き込まれ、一人一人丁寧に教科書を見ながら教えこむ
その隣で私はただ黙々と勉強を続けた。
志摩「なぁ、朔ちゃんこれは？」
ピンクが話しかけてくるまでは
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作者名：颯 | 作成日時：2021年7月3日 0時
