19 向井と撮影 ページ19
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向井「Aちゃん、撮影疲れたやろ？」
「少しだけ。さすがに1日9人と撮影って多いですよね笑」
向井「せやんな。俺、Aちゃんが出てるドラマ全部みてんで」
「そーなんですか！？嬉しいですけど、ドラマで始めの方の演技は恥ずかしいですね笑」
向井「俺、演技なんてできひんから分からんけど、最初の頃の作品も好きやで」
「優しいですね笑 最初の頃はネットでもボロクソ言われてましたけどね」
向井「あのさ、北斗と出てたドラマあったやん？あのドラマの何話か忘れたんやけど演技なんか雰囲気なんか変わったなーって思ってたんよ。なんかあったん？」
「いや、待って笑 向井さんって私のファン？笑 めっちゃ細かくないです？」
向井「え、ひいた？笑 俺Aちゃんのファンやで。写真集持っとるもん」
「誰かー！ここにオタクが紛れてますー！笑」
向井「やめいや。笑 楽屋でも言ってるのにめめは同級生って教えてくれんかったで」
「同級生ではあるけど、仕事の接点はなかったし連絡先も知らなかったんで知り合いって言ったところで感はあるかもしれないですよね」
向井「高校とき仲良かったんやろ？連絡先普通知っとるよな」
「卒業した後、携帯壊れちゃって連絡先全部なくなっちゃったんですよ。そこから知らなかったです笑」
カメラマン「二人ベットにお願いしますー！」
2人「はーい」
向井さんの恰好はスウェットにTシャツ、私はTシャツにショートパンツ。髪は緩く巻いてポニーテール。
ベットに入って向井さんに抱きしめられる。
「こーちゃん、ちょっと本気で眠い…」
向井「寝たふりやで？ほんまに寝たらそのまま襲うけどええん？」
「寝ないからやめてね笑」
寝てるカットを撮ってもらってリビングに移動して、私はダイニングテーブルに座って向井さんがコーヒーを入れてくれる。
「こーちゃんって尽くすのが好きなの？」
向井「彼女でも友達でも世話やきたくなるねんなあ」
「こーちゃんと付き合ったらﾀダメになりそう笑」
向井「そんなことないで？俺もちゃーんと甘えるからな」
コーヒーを持ってきてくれてダイニングテーブルに向かいあって座って、私の写真を撮ってくる。
「撮影されてるのに、撮影するってすごいね、新しいね」
向井「写真好きでな、可愛い彼女のコーヒー飲んでる姿も撮りたいねん」
「1枚1万円になりまーす」
向井「なんでや笑」
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作者名：coco | 作成日時：2021年5月26日 15時
