【軍人審神者】偏見で解説するミリよも話。

アクタン・ゼロ ページ38

【鹵獲された零戦】

黒/隼「……？」

琉「二人は知らぬか、まあこれは滅多に語られることは無いし、公にもあまり出ない話であるから仕方あるまい」

玲「WW2の半ば、アラスカ州アリューシャン列島に不時着した零戦の呼称です。1942年7月に殆ど無傷のままアメリカ軍によって鹵獲され、無敵の零戦の正体が暴かれる事となったのです」

グ「こいつが無きゃアメ公はZEKEに対抗する手段を探せなかったとも、日本が降伏するのがもっと遅くなってたとも言われてるな。……アクタン・ゼロは1945年に派手に事故って使えなくなったが(小声)」

陸「このアクタン・ゼロのパイロットである古賀忠義一等飛行兵曹は胴体着陸後、首の骨を折ったか頭を強打したかで亡くなっている。僚機は敵地に着陸した零戦は破壊することが命じられていた」

玲「搭乗員救出の為にアクタン島付近に配置されていた潜水艦は、駆逐艦ウィリアムソンに追い払われるまで彼を探し続けていた」

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