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A「目黒くん、向井くんと仲良いよね」
目「・・康二ですか？」
スーパーで会った帰り道、話の脈絡なく向井くんの名前を出したら、突然すぎて聞き返された。
目「まぁ、そうっすね」
A「まだ入社してそんなに経ってないのに、凄いね。私なんて目黒くんくらいの時、愚痴言い合える同期いなかったよ」
目「青木さんは今もじゃないですか？」
・・随分なブラックジョークをぶっ込んで、舐めプくんがニヤニヤと顔を覗き込んでくる。
A「・・ジョークが辛辣です、目黒くん」
目「ははっ！すみません笑」
拗ねた私の反応を見ると、満足そうに顔を背けて笑った。
他の人に言われたらだいぶ傷つくんだろうイジり方も、目黒くんになら柔らかい気持ちで言葉を返せる。
それだけ、目黒くんは私を知ってくれてるって、いつの間にか思っちゃってるんだろうな。
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目「まぁでも、康二とは、入社前からダチなんで」
いつもお別れする公園に着いて、会話しながら目黒くんがベンチに座る。
A「え？そうなんだ？・・大学同じとか？」
今日はまだお話してくれるんだ。心の隅で思いながら、隣に座った。
目「いや、全然違います。アイツ大学まで大阪なんで」
A「だよね。仕事中も全然関西弁抜けてないもんね」
目「うわっ、怖ー・・！笑」
A「違う、そういう意味じゃなくて」
注意したつもりじゃないのに、目黒くんが煽るから、慌てて否定する。
目「康二に言っとこ、青木さん言ってんぞって」
A「やめてよ、また怖がられる」
コッチは結構そこらへん、最近ナイーブなのに。煽ってきた舐めプくんは口だけ適当に動かして、1度地面に置いた買い物袋の卵が割れてないかを気にしてる。
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目「この会社の最終面接の日、めっちゃデカい台風来てて。
俺が面接終わって帰ろうとしたら、会社説明会とか1次2次で顔合わせたことある奴が、めちゃめちゃ関西弁で、めちゃめちゃ焦りながらオカンに電話してたんですよ。
聞いたら、飛行機も新幹線も止まって帰れないって言うんで。ウチ泊まらせたんです。康二とはそっから仲良くなりました」
A「・・なんか・・2人とも、らしいね」
目「ふは笑。今思うと会社に言って何とかしてもらえよって思いますけど。
『面接で帰れますって言ったのに、やっぱ帰れませんでしたって言ったら落とされへんかな？』って、泣かれました笑」
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Emi(プロフ) - この作品すごく好きなのですが、もう更新されませんか？ (6月25日 21時) (
レス) @page36 id: 0a1f78866d (このIDを非表示/違反報告)
ぶたこ(プロフ) - まどろんさん» こちらこそ読んでくださってありがとうございます！とても嬉しいです泣。 (2023年3月4日 4時) (レス) id: a24fabd0e7 (このIDを非表示/違反報告)
ぶたこ(プロフ) - シラユキ。さん» ありがとうございます泣。またちょくちょく更新できるように頑張ります^^ (2023年3月4日 4時) (レス) @page31 id: a24fabd0e7 (このIDを非表示/違反報告)
まどろん(プロフ) - めちゃくちゃ面白くて、最高です！！！こんなに楽しく見れた作品は久々でテンション上がりまくりです！ありがとうございます！ (2023年3月1日 22時) (レス) @page30 id: 751e143123 (このIDを非表示/違反報告)
シラユキ。 - 何周もしちゃいます…何回読んでもドキドキしちゃってます…！これからも頑張ってください！ (2023年3月1日 20時) (レス) @page30 id: c787a593b2 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ぶたこ | 作成日時：2022年10月24日 5時
