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キスの日―1 ページ8

※作者がテスト期間中なのでなかなか更新出来ていません
※ムードもクソもない話です(むしろギャグ?)
※キスの日関係ない
※そもそもキスしない








5月23日。

今日は“ラブレターの日”でもあり、“キスの日”というなんともロマンチックな日らしい。




…だというのに目の前にいるのは愛しの妻ではなく、この世で1番と言っても過言ではないくらい嫌いな奴が立っていた。



「赤井ぃー!」

バンッと大きな音を立てて持っていた段ボールを床に叩きつける。

幸いなことに、今いるポアロには梓さんも店長もいないし、お客さんはコナン君と奴しかいない。


Aさえいれば幸せの極みだっただろうが、残念ながら彼女は仕事の打ち合わせで今はいない。
代わりに奴が何故かここに来ていた。
ハゲれば良いのに畜生。



「近くまで来ていたので立ち寄ったんだ」

「爆ぜろや」

「会話が成立してない…!?」


あぁ、いかんいかん。
今は“喫茶店員の安室透”なのだから接客をしなくては。


「お好きな席にお座れ」

「…わん?」

「い、意外とノリ良いね。赤井さん」


奴はカウンター席に座るコナン君の隣の席に座った。

僕は一応コップに入れた水を奴に出してからカウンターの奥でキッチンの掃除を始めた。



「そういえば今日、5月23日はキスの日だと聞くが坊やはそういう相手はいないのか?」


「な、なななな…!?」


みるみる内にコナン君の顔は真っ赤に染まってまるで、というよりかは正にゆでダコになっていた。

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作者名:paranoia | 作成日時:2018年5月13日 21時

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