夢幻泡影26:日常 ページ40
『おい〜…っす』
フラり、と例の如くポアロに入ってきた女性。
『…って、げっ…!』
「やっほ〜」
「こんにちはAさん!」
「やぁAさん!」
そこにはJK組がいらっしゃった。
「さぁさぁ!Aさん、例のデートから1週間経ちましたね〜?」
『か、勘弁してくれよ…
さっき原稿仕上げたばっかりでロクに寝てないんだよぉ…』
それだけ言うと彼女はカウンターのいつもの席に座った。
「こんにちはAさん、コーヒーとハムサンドですね?」
『それで頼むぜ安室さん。ちょっと寝る…』
それだけ言うとカウンターに突っ伏して動かなくなってしまった。
「原稿って言ってたけど、彼女学生じゃないのかい?」
「あ、世良ちゃんは知らなかったっけ。Aさん、絵本とか童話の作家さんなの」
「へぇ〜!それは凄い!今度読んでみようかな。」
「多分知ってるんじゃないかな。“____”っていう作品」
「聞いたことはある程度だけど、凄いなぁ」
チラリと世良真純はカウンターで居眠りをしてしまっている彼女を見つめる。
そこへ安室が彼女のいつものセットを持ってくる
「Aさん、Aさーん。
温かいコーヒー入りましたよー」
『うぇぇえ…眠たい…。
ありがとな、安室さん…』
「なんだか二人、夫婦みたいね」
「お嫁さんは安室さん?」
「聞こえてますよ〜?」
「「すみませんでした!」」
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警察庁の風見はふと気になり、降谷の恋人について調べていた。
彼女は既に死亡してる。
…しかし、その情報は後に上書き保存されたものであると判明した。
この事は既に風見は知っていた。
ある人物から降谷へ、そして風見と教えられた情報であった。
だからといって、どうということはない。
…既に風見はこの二人が大好きだからだ。
この前同僚からは“推しCPが絡み合いしているところを見ているヲタクの反応のようだ”とも評価を貰う位、この二人が大好きだからだ。
まだAさんという人物には会っていないが、良い人だということは上司の様子を見れば分かるくらい、幸せそうだからだ。
余談だが、この前二人が恋人同士になったとき、風見の反応は「尊い…」しか言わなかったらしい。
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「…“バレるな”、“自分の生きたいように生きろ”と言ったのは儂じゃからのう。
情報程度なら操作してやらねばな…」
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paranoia(プロフ) - モチモチ納豆さん» コメントありがとうございます!やっと恋愛っぽくなりだしてこれたので今後の展開も楽しんで頂けると嬉しいです(^^) (2018年3月20日 22時) (レス) id: 1c11084766 (このIDを非表示/違反報告)
モチモチ納豆 - 毎回楽しく見させてもらってます。 更新頑張ってください!! (2018年3月20日 21時) (レス) id: 73b1cc3c0a (このIDを非表示/違反報告)
paranoia(プロフ) - めーめさん» ご指摘ありがとうございます変えさせていただきました…!まだまだ編集とか慣れていなくて…(汗)リンネ君、良いお兄ちゃんだった…(涙) (2018年3月19日 12時) (レス) id: 1c11084766 (このIDを非表示/違反報告)
めーめ(プロフ) - 3ページ目、1番最後名前変換の所ら辺がミスってます? リンネ君ー帰って来てー!! (2018年3月19日 12時) (レス) id: 8e356b7e31 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:paranoia | 作成日時:2018年3月19日 4時