夢幻泡影1:目覚め ページ4
目を覚ますと一面真っ白な空間にいた。
独特な薬品の匂い、心電図の音から自分は病院にいるのだと認識した。
そして、自分が目を覚ますまで何をしていたのか思い出そうとする。
…あぁ、そういえば、彼に体を貸していたのだ。
『ねぇ、リンネ君?いるでしょ??』
喉が枯れて掠れた声が出た。
きっと暫く眠っていたのだろう。
あとで水分補給でも…と思いつつ彼の返答を待っていた。
…けれど返ってこなかった。
『リンネ君?』
まだ、眠っているのだろうか。
いや、それはないハズだ。
大抵私が起きているときは彼も起きているのだから。
「嘘…」
ガシャン
と金属のトレーが落ちる音が扉の辺りからした。
「先生っ!Aさんが…!」
急いで駆ける看護婦を横目に目を閉じる。
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paranoia(プロフ) - モチモチ納豆さん» コメントありがとうございます!やっと恋愛っぽくなりだしてこれたので今後の展開も楽しんで頂けると嬉しいです(^^) (2018年3月20日 22時) (レス) id: 1c11084766 (このIDを非表示/違反報告)
モチモチ納豆 - 毎回楽しく見させてもらってます。 更新頑張ってください!! (2018年3月20日 21時) (レス) id: 73b1cc3c0a (このIDを非表示/違反報告)
paranoia(プロフ) - めーめさん» ご指摘ありがとうございます変えさせていただきました…!まだまだ編集とか慣れていなくて…(汗)リンネ君、良いお兄ちゃんだった…(涙) (2018年3月19日 12時) (レス) id: 1c11084766 (このIDを非表示/違反報告)
めーめ(プロフ) - 3ページ目、1番最後名前変換の所ら辺がミスってます? リンネ君ー帰って来てー!! (2018年3月19日 12時) (レス) id: 8e356b7e31 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:paranoia | 作成日時:2018年3月19日 4時