夢幻泡影13:明るい遺言 ページ20
ポアロで質問ぜめにされてフラフラ家に帰ると女性が私の部屋のチャイムを押していた。
『どうしたんですか?』
「!!!あ、貴女Aさん?」
何故か私の名前を知っていた美人な女性こと、佐藤刑事がいた。
『そうだけど、どうして私の名前を?』
「夜分遅くごめんなさい。Aさん、この間怪我していたでしょう?その件でお話が…」
この間。怪我。
それで撃たれたことを思い出した。
鍵を取り出し、扉を開ける。
『…まぁ、立ち話もアレだから入ってくれ。
茶くらいなら出せるが…。』
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「ここがAさんのお家?
結構絵本とか本とかあるのね」
『私の職業柄でね。私、絵本とか童話の作家なんだ』
「あら、そうだったの。
なんか意外…って言ったら失礼よね」
『いやそんなことはないぜ。
ほい、紅茶だけどどーぞ』
佐藤刑事は“ありがとう”と伝えると咳ごんだ。
「改めて、佐藤美和子です。これでも一応刑事なの。
あ、それで今日は貴女に伝言があって」
『伝言?』
「そう。覚えてないかしら、貴女気を失う前にね」
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そのあと、佐藤刑事とちゃっかり連絡先を交換して一人になって天井を仰ぐ。
堪らなくなって、外へ出た。
ネオン輝く街を通り抜ける。
それでも、涙が止まらない。
『馬鹿ぁ…
言われなくても、そうするよ…
リンネ君…。』
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“幸せに生きろよ”
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paranoia(プロフ) - モチモチ納豆さん» コメントありがとうございます!やっと恋愛っぽくなりだしてこれたので今後の展開も楽しんで頂けると嬉しいです(^^) (2018年3月20日 22時) (レス) id: 1c11084766 (このIDを非表示/違反報告)
モチモチ納豆 - 毎回楽しく見させてもらってます。 更新頑張ってください!! (2018年3月20日 21時) (レス) id: 73b1cc3c0a (このIDを非表示/違反報告)
paranoia(プロフ) - めーめさん» ご指摘ありがとうございます変えさせていただきました…!まだまだ編集とか慣れていなくて…(汗)リンネ君、良いお兄ちゃんだった…(涙) (2018年3月19日 12時) (レス) id: 1c11084766 (このIDを非表示/違反報告)
めーめ(プロフ) - 3ページ目、1番最後名前変換の所ら辺がミスってます? リンネ君ー帰って来てー!! (2018年3月19日 12時) (レス) id: 8e356b7e31 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:paranoia | 作成日時:2018年3月19日 4時