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降谷と風見と深酔い-2 ページ22

「よくさ、恋をするとさ、
“胸がドキドキするっ。ハッ!これが…恋!?”
って言うだろ?」


「そうですね」


「馬鹿やろぉ〜!胸がドキドキするくらいで恋に落ちると思ってんのかぁ!?
ドキドキするのは心臓が動いているからだよー!」





…これが、降酔い(ふるよい)である。

驚きのキャラ崩壊に驚くかも知れないが、いかに完璧な人でもこうなる時はある。



「うっうっ、俺はAさんがただ好きなんだよぉ。
好きに理由なんていらねーだろ?
それに…」


マシンガントークを繰り広げる降谷の話を半分聞き流しつつ今度は焼き魚に手を伸ばす風見。




「それでさ、テレビドラマで
“あぁ、儚いっ!この子は僕が守らなくてはっ…!”

って軽すぎか!勝手にやってろ!


…それよりAさんの好きな人って誰だろうか。
赤井…はないない。断じてない。
とすると、誰だ…
だが、俺より弱い奴は論外だ」


悲しんだり怒ったり忙しい人だと思いつつ、豆を食べる。


「あの、降谷さん」


「ん?なんだ?」



「彼女は“安室さん”との関係を否定しただけであって、“降谷さん”のことが好きではないとは言ってませんよね?」

ハッとなった降谷は「そうだな」といって嬉しそうに笑った。






…降谷の感情的になるのを殆ど見たことがない。

それなのに、たった1つの言葉でポーカーフェイスが崩れ、怒り狂ったり悲しんだり。

はたまた笑顔になったり。



風見はAさん、という人物が興味深くも思い、同時に少しだけ羨ましくも感じた。

けれど、やはり彼女への1番の感情は“尊敬”に近いだろう。

なにせ、この完璧上司がここまで惚れた女なのだから。

夢幻泡影14:名探偵の招待→←降谷と風見と深酔いー1



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設定タグ:名探偵コナン , 降谷零 , トリップ   
作品ジャンル:恋愛
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paranoia(プロフ) - モチモチ納豆さん» コメントありがとうございます!やっと恋愛っぽくなりだしてこれたので今後の展開も楽しんで頂けると嬉しいです(^^) (2018年3月20日 22時) (レス) id: 1c11084766 (このIDを非表示/違反報告)
モチモチ納豆 - 毎回楽しく見させてもらってます。 更新頑張ってください!! (2018年3月20日 21時) (レス) id: 73b1cc3c0a (このIDを非表示/違反報告)
paranoia(プロフ) - めーめさん» ご指摘ありがとうございます変えさせていただきました…!まだまだ編集とか慣れていなくて…(汗)リンネ君、良いお兄ちゃんだった…(涙) (2018年3月19日 12時) (レス) id: 1c11084766 (このIDを非表示/違反報告)
めーめ(プロフ) - 3ページ目、1番最後名前変換の所ら辺がミスってます? リンネ君ー帰って来てー!! (2018年3月19日 12時) (レス) id: 8e356b7e31 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:paranoia | 作成日時:2018年3月19日 4時

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