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side まさや
「ただいまー」
福「あ、まさやおかえり!」
ソワソワしながら家路を急ぎ、玄関のドアを開ければやってきたのは汗だくの大晴くん。
小島くんの泣き声は聞こえてこないから、病院行ってひとまず落ち着いたのかなと一安心。
晶「汗だくっすね笑、すみません、ありがとうございました」
福「いやぁ〜大変やったよ笑
熱高すぎたから病院行って、解熱剤の点滴してもらったから今は寝れてんで。ぐずってたけどさっきやっと寝てくれてん」
あんな泣かれんのはもうこりごりやわ〜と軽く笑う大晴くんやけど、首筋を流れる大量の汗からどれだけ大変やったかが伺える。
正「まさや〜?おつかれさん」
少し遅れて正門くんもやってきて、
……あら、こちらもすごい汗だく笑
正「ベッドじゃ寝えへん言うからずっと抱っこしててん、まぁ可愛いから全然ええんやけど笑」
正門くんと抱っこを変わって顔を覗きこめば、まだちょっぴり赤いほっぺに残る涙の跡。
その細い腕には可愛いくまさんの絆創膏が貼られていて、
晶「ふふっ、注射苦手なのによく頑張ったなぁ」
福「ほんまにめっちゃ頑張ってたで笑」
晶「あ、部屋片付けてくれたんですか?」
見渡せば、あんなに散らかってた部屋が綺麗に掃除されている。
正「見事に散乱してたなぁ笑」
晶「イヤイヤ期なんですかね……笑」
もう時間も遅いし、お世話になったってことで今日は泊まってもらうことにしたから、けんくんが起きるまで少しの休憩。
健「ん……、、んぁっ、……」
晶「ん?けんくんおっきした?」
健「……まあくんっ??」
なんで晶哉がいるの?と言わんばかりのきょとんとした顔があまりに可愛くて、俺たち3人の頬もゆるっゆる笑
晶「けんくん〜、お久しぶりやな?いい子しとった?」
健「けんくっ、いいこやった、の!」
晶「せやなぁ、いい子にできて偉かったやん!」
そう言って、ご褒美に貰ったであろうシールを誇らしげに見せてくれる
・・
晶「あー!けんくんは寝なあかんって言ったやんか!」
健「やぁやっ!! けんくんもっ、おしゃべり!」
一気に熱が上がったぶん、点滴で楽になってまえばすぐに熱も下がって。
リビングのソファに寝かせてもすぐに俺ら3人と喋りたいって起きてまうもんだから、
福「ちょっと狭ない?」
晶「気にしない気にしない」
正「けんくん楽しいなぁ?」
健「たのしっ、なぁ!」
みんなで雑魚寝したのもいい思い出。
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作者名:みお | 作成日時:2023年10月9日 17時