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こんこん ページ5

side まさや

健「ふぇぇぇっ、まーくんっ」ゲホゲホッ

晶「んー、...よしよし、しんどいなぁ」


けんくん、風邪をひいてしまいました。


元々は、The健康優良児って感じの小島くんやったけど
幼くなってから免疫も弱くなってもうて季節の変わり目は必ずと言っていいほど体調を崩すようになった。

しかも今回は秋花粉を拗らせてもうたってのもあって、


健「ッヒク、まぁく、あちゅいっ、いたいぃっ」

体は熱いし、頭と喉は痛いしで本人もほぼパニック状態……



行きつけの病院に行くのもいや、ご飯食べるのもいや、寝るのもいや、着替えもトイレも全部いや。

体のしんどさと戦うかのようにベッドの上でジタバ夕動く小島くんを前に、強く言えない俺の性格ではもうどうしようも出来んし、午後からの仕事で家を出る時間も迫ってて、

最後の望みとグループメールに助けを求める。




晶「!!、けんくん、大晴くんと正門くんが来てくれるって!」

健「ッヒク、たいせっ、と、もんくん……?」

晶「うん、もうすぐ着くって」

たまたま仕事が巻いたドーキーズの2人が俺が仕事に行ってる間に看病をしてくれることに。





・・・


晶「俺もう行かなきゃだから、いい子にしててな?」

健「やだぁっ、まさやいかんの!、けんといっしょ、なのっ」

晶「ごめんごめん、早く帰ってくるから」

健「やぁぁっ!!うわぁーーんっ」


正「ほら、そんな泣いたらもっと熱上がってまうて〜笑」

福「頭痛いんやろ?はよ泣き止まんとずっとしんどいで?」


38度を軽く超えてるとは思えないほどぎゃんぎゃん泣いて暴れる小島くんと、対照的に疲れ果ててる俺を見て、2人は揃って苦笑い。

朝5時にけんくんの泣き声で叩き起こされてからほんまにノンストップで戦っててん、そりゃあいくらなんでも疲れるわ……

正「お疲れさん、安心して行ってき?」

晶「はい、保険証とかいろいろは机の上にあるんで、お願いします」

福「りょーかいっ」


健「まぁくっ、いっちゃ、めぇなのっ」

晶「うぅー、ごめんなぁ…」


正「大丈夫、まぁくんすぐ帰ってくるからな?」

健「やぁっ、…ふぇぇぇんっ」

正門くんに抱っこされながら俺の方に身を乗り出そうとする小島くんを見て、しんどさがこちらにまで伝わってくるようで辛い。

福「時間やばいやろ?ほら、もう行ってまい」

小島くんをなだめ、今のうちやと目線を送る2人に会釈をして家を出る。

この後の惨劇を想像して、

晶「ごめんなぁ…笑」

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作者名:みお | 作成日時:2023年10月9日 17時

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