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おるすばん ページ13

side まさや




今日は一日お仕事だった日。

俺はバラエティのロケで、小島くんは自身が作・演出を手がける舞台の打ち合わせやら稽古やらをしてさっきやっと帰って来たところ。



晶「これな、リチャくんから教わった簡単レシピなんよ。けんくんおいしい??」


健「ん……ぉ、っし、ぃよ……」


晶「んはっ、おねむやなぁ笑」



一日中働き詰めでかなり疲れたらしく、船を漕ぎながらも頑張ってお口もぐもぐしてくれる健くんに夜ご飯食べさせてたんやけど……





晶「んー?あ、マネージャーさんからや。」


つい1時間前に別れたばっかのマネさんからの着信。


晶『もしもし〜どうかしましたか?』


マ『あーごめん今時間ある?
なんかスタッフさんから連絡きて、今日のロケバスん中に晶哉の財布落ちてたんやって』


晶『えうっそ、、、ほんまっすか』




探してみれば、、ほんまやカバンに財布入ってない。

確かに今日は送迎車やったからロケ終わったあと財布使うタイミングなくて気付かんかったわ……



晶『財布入ってないです、、』


マ『ほんま?もうすぐ現場着くから〇〇駅で待ってられる?』


こじけんのこともあるから無理そうやったら家まで届けんで〜って言ってくれるけど、申し訳ないし流石に最寄り駅までなら行けるから、


晶『駅で待ってますほんっますいません』


夜も遅いのに取りに戻ってくれてるマネさんに謝りまくって電話を切り、

食卓に突っ伏して寝始めてもうてた健くんを叩き起こす。



健「んっ、んぅ〜っ、やぁぁっ」


晶「ごめんごめん、眠いよな?」


健「けんくっ、もうねんねっ…、、」



もうほとんど開いていない目をこすりながら、眠い眠いと抱っこをせがんでくるからもう寝る気満々。



晶「ごめんな、今日まぁくん忘れ物しちゃってさ、駅まで取りに行かなあかんのよ」


健「まぁくっ、わすれんぼ、?」


晶「そーなんよぉ、、だからご飯食べて待ってられる?」



少なくよそったご飯のまだ半分も食べてないから、さすがにもうちょい食べてほしいんやけど、



健「ねんねっ、、しゅるのっ…」


晶「わーかったから、ほら泣かんでな?」


まあこの眠くてぐずぐずモードの健くんにそれは難しいことなわけで。

・→←※作者より



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作者名:みお | 作成日時:2023年10月9日 17時

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