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誠「今日ってなにやるんやっけ?」

正「えっと……あれ?今日聞かされてない系のやつやないすか?」

誠「まじで?……ほんまにここのスタッフやばいことぶっ込んでくるから嫌なんやけどー!」

晶「あとその手下の正門くんも怖いですね〜笑」

正「手下やないから!笑」


今日は終日YouTube撮影。室内で一気に1ヶ月分撮ってまうみたい。

いつも通りたわいもない会話をして待ってたら、スタンバイが終わったらしくスタッフさん達に呼ばれたんやけど……




健「…………あぁっ……!いやっ!」


「「???」」

晶「おー、どしたどした、何が嫌なん?」

健「んーっ、ここ、いやぁっ」

晶「ここ……?いつも来てるお部屋やん、よくここで撮影してんで?」

健「んーんっ、や、なのっ」

晶「そっかぁ……笑」

撮影でよく使ってる事務所の部屋に入った瞬間、嫌だとぐずって座り込んでまう小島くん。

途端にあのくりくりな目から大粒の涙が溢れ出してきて、俺に抱っこをせがむ姿はもはや赤ちゃんそのもの。


リ「どしたん、しんどそう?」

晶「いやー、しんどいとかではなさそうですけど………」


正「いつものイヤイヤ?」

晶「……ですね笑」

俺の腕の中でぐずぐずと泣いている小島くん。多分本人もなんで泣いてるか分かってないんやろうな。


最近は自分の気持ちを言葉で教えてくれるのも難しくなってきて、探り探りの状況になることもしばしば。


健「ッヒク、ふぇぇっ、やぁっ」


誠「今日あかんぽい?」

晶「んー、難しそうですね……」

福「今日は大丈夫やと思ってたんやけどな〜」


無理にやらせるとストレスになりかねないから、できるだけ本人の主張は取り入れてあげようというのが俺らの考え。

抱き上げてあやしてもなおグズグズな小島くんを見て、

晶「やらせない方がいいですね、」

誠「せやんな。」


正「ちょっとマネさん呼びに行くから晶哉は隣のちっちゃい会議室入れてもらってて」

晶「分かりました」

いくら慣れてるスタッフさんだからといって、人がたくさんいる状況だと本人もパニックになりやすい。

俺らが撮影をする間に面倒を見てもらうためのマネージャーさんを呼びに行った正門くんが、配慮して隣の小さい部屋を使えるようにしてくれた。

晶「ごめんなぁ、、このまま寝てくれたらええんやけど……」

1度寝たらご機嫌も回復するやろうから、早く寝てくれたらええんやけど、まぁそう上手くは行かない訳で……

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作者名:みお | 作成日時:2023年10月9日 17時

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