六つの光、一つのキセキ (ページ7)

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琥珀色の太陽ページ7

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健「……ねむっ」

遅くまでバイトがあった日の翌日は眠気との戦い。

必修科目が一限はキツすぎんねんて……

空きコマを一緒に過ごすような友達もおらんし、家に帰るには短いし、図書館やカフェなんて行ってもうたら爆睡して大恥をかくやろうし。

どうしよ……と下向いてボケーっと歩いてたら、

ぱさっ

ちょっと派手なデザインのハンカチが不意に落ちてきて思わず躓きそうになる。
あぶな、ギリ踏んではないわ……

健「あ、あの、落ちましたよー？」

？「はい？……あ、ありがとうございます」

健「いえ、お気をつけて……

……ん？…え！？」

？「え、？どうかしましたか」

健「これ！このハンカチってあのバンドの限定グッズですよね！」

？「あ、はい、知ってるんですか？」

健「知ってるも何も、大ファンなんです！俺もこれ持ってるんですよ、確か……あ、ほらあった！」

ハンカチの柄、なんか見覚えあるな…って思ったら俺の小さい頃から大好きなバンドのグッズ。しかも数量限定販売やから、コアなファンしか持ってないやつやん。

健「俺、同じファンの人に会ったことないんですよ！え、なんか嬉しい」

？「僕もです、このバンド好きって人に初めて会った……」

健「俺はね、このキーボードの人が大好きで、演奏はもちろんですけど煽りも好きなんですよ！アツくなるっていうか！」

あ……興奮して話しすぎてもうた、、

健「すみません、いきなりこんな喋っちゃって。」

？「あ、いいえ！むしろ話しかけてもらって嬉しいです！
僕は、このベースの人がカッコよくて大好きなんです」

健「ほんまっすか！え、ちょっと語りましょ！」

？「はいっ！笑」

ずっと俯き気味で話してた彼が、だんだん顔を上げてくれて。

最後にくしゃっと笑ったその笑顔は

なんていうんやろ、ほんまにめっちゃ可愛かった笑

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※作者u18のため大学のことがよく分からず、大学についてのことが出てくる場面に関してはネットで調べたことを使って書いております、(サラリーマンのところについても同様です)

自分が知らない言葉はなるべく使わないようにしておりますが、
誤った文章、勘違いしている言葉、等がありましたら申し訳ございません。