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？「会社終わって、、かいしゃ……
…あ！やばい、仕事終わってないんだった。早く帰ってやらないとまた怒られる！あーどうしよ、間に合わない、どうしようどうしよう……」
「ちょっとお兄さん落ち着いて？」
パニックみたいにどうしようって繰り返し始めて、俺も晶哉もどうしたらいいんかわからんて。
「もうええわ、とりあえず俺ん家来て？あしたは祝日やからだいじょぶやって」
？「ん、……あ、はい…」
・・・
？「正門良規、26歳、会社員です。
先ほどはお騒がせいたしました…」
家に入れてとりあえず座らせたら次第に落ち着いてきて、さっきまでとは見違えるほどのお堅い挨拶が返ってきた。
まさかどよしのり。見た目通りの渋めなお名前……ではなく、なぜこうなっているのか聞かなあかんわ
正「上司から押し付けられた仕事が多すぎてまだ終わってなくて……期日までにやらないと同僚の前で叱責されるんです。だから朝は早く行って、遅くまで残業してたら、家に帰る途中でいつのまにか寝ちゃってたみたいです」
晶「え、それってパワハラ？ってやつじゃないですか」
「おん、なんか訴えたりとかしたらええやつやんな？」
正「それが簡単にできないんですよ。もし訴えでもしたら周りから白い目で見られて結局は職を失うだけなんで。辞表を出すにしても同じことです。」
正「あ、あの、とりあえずありがとうございました、これで失礼します。またいつかお礼でもさせてください。」
俺があげたコンビニおにぎり片手に爽やかな笑顔で立ち去ろうとする正門さん。でもその目はどこか俺らに助けを求めているようにも見えて、
「なあ、俺らにできることないん？」
正「え？」
「いやなんか、俺らにできる仕事とかあったら手伝えへんかな……てきな？」
晶「あー、、できることならしたいけど…そんな簡単なやつあります？」
正「……え、、そんな、お二人にやってもらうなんて……あ、！」
「ん？なんかいいのあった？」
正「実は僕が上司から頼まれてるやつって、仕事っていうより雑用みたいなのが半分だから……」
「なるほど！じゃあ俺らがそれやるわ！明日は暇やし、ええやんな？」
晶「俺は良いですよ！手伝えるんだったらなんでも」
正「じゃあ……お願いしても良いんですかね……？」
「「もちろん！」」
思いつきで話したことやったけど、正門さんの顔も晴れてきたし、暇つぶしにちょうどええし？
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作者名：みお | 作成日時：2023年8月22日 16時
