温度差で風邪 ページ6
『俺はーーー……父さんがどうであれ、父さんの息子、ドンキホーテ・Aだ。
【最期】まで、それは変わらねェよ。何があろうと、絶対に。
…話してくれて…本当に、感謝している。
お陰で俺も、気持ちに整理がついた。
ーー父さんを少しでも理解出来るきっかけを貰った。…それに、俺自身を理解出来るきっかけにもなった。
ありがとう、父さん。』
少し微笑んで、俺が言うと……
父さんは少しの間、驚いたような顔をしたが…
直ぐに、優しい笑みを浮かべた。
「そうか。」と一言だけ残して。
窓の外に見える月が、その時はとても美しく輝いて見えた。
ーーー
ーーー
ーー
ー
ーー…【次の日】
ベビー5「A！！つぎのシーンやるわよ！」
…おい、待て。
『どういう事だ、これは……！！？
これは、なんの遊びだ！？』
ベビー5「？何って、決まってるじゃない。
夫婦ごっこよ。ふ・う・ふ！」
………よし、皆目理解できねェな。
夫婦ごっこ……つまり、俺とベビー5が相思相愛の夫妻を演じるという、演技力・発想力が問われる遊びだろう？
片方が夫、もう片方が妻を演じる。それくらい予想がつく。……予想がつくんだが…！
『何故、俺が【女役】なんだ。』
俺は何故、こんなフリフリの白いスカートなんて、履かされて、巨大なリボンを頭に付けているんだ。
ベビー5「似合ってるからいいじゃない！
前から思ってたの！アンタ、怖い顔だから可愛くしなきゃ、って。
それに、あたしは理想の旦那さんを演じて、【ほんとうの理想の王子さま】を再確認したいの！」
よ、余計なお世話だし、高度過ぎる遊びじゃねェか…？
遊び自体、あまり良く知らねェけど…。
コーヒー「……プッ！…ッ……！ク…！！」
その時、離れて俺達の様子を覗いていたコーヒーが、俺の馬鹿みたいな姿を見て、口を抑えて笑いだした。
……お前…
『コーヒー、後でその腹が痙攣しないように手術してやる。大人しく待っていろ……！！』
コーヒー「！？ぎゃーっ！ごっ、ごめんなさいッ！！」
コーヒーを睨んだ途端、ベビー5が「あーっ！」と怒りの超えを上げた。
ベビー5「もー！表情崩さない！！」
……あぁ…何か、屈辱感だが…
もう色々考えるのが面倒になって来たな。
ーーー…そうして俺は、2時間ほど遊びに付き合った後、コーヒーを少し叩き、この2時間を忘れる為に一時間ほど寝た。
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ラティ - 面白かったです。 (10月10日 21時) (
レス) @page19 id: 217334ba83 (このIDを非表示/違反報告)
紅掛きょん(プロフ) - 面白すぎて一日掛けて全部読んでしまいました！ドフラミンゴに沼りそうです！更新楽しみにしています！頑張ってください！ (5月10日 17時) (レス) @page19 id: 49dcbf2b4a (このIDを非表示/違反報告)
しろ - 面白くて一気に読んでしまいました。更新楽しみにしてます！ (2023年3月4日 1時) (レス) @page19 id: 93afb517a4 (このIDを非表示/違反報告)
礼 - 一気読みしました！どストライクです 更新頑張ってください！ 応援してます！ (2022年9月19日 11時) (レス) @page19 id: eb2956f6d8 (このIDを非表示/違反報告)
パぁ - めちゃ好きです‼︎更新待ってます‼︎頑張ってください‼︎ (2022年7月10日 19時) (レス) @page19 id: c4c5830ebb (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：夜星詩 | 作成日時：2020年3月18日 2時
