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ドフ「ロー…、か。
……そっちに居たのか？」
『……』
父さんの問いかけに、俺は首を横に振って否定した。
ドフ「…何だと？
まさか、海軍には居ねェと言うのか？」
『…ああ。
1年間、軍の目を盗んで独自に探したが、ローという人物が保護された、という記録は皆無だった。
…ローは海軍にはいない。あいつは保護すらされてねェんだ。』
父さんの表情が、曇った。
ドフ「じゃあ、あの日……ローとコラソンがいなくなったあの日に『保護された少年』というのは……一体誰だ？」
『全く別の人間だ。
…保護されていたのはドレークという少年。
調べによれば、そいつはあの日…ミニオン島で、オペオペの実の取引を目論んでいた連中の一員だったよ。
父さんの鳥籠から奇跡的に助かった【唯一の】少年…ーーーとなっている。記録上は、な。』
ドフ「……………成程なァ…、そうか…
あの時、俺達はまんまとコラソンに騙されたのか……！フッフッフ……！！」
『！』
コーヒー「……！」
父さんの笑い声は、【笑っていなかった。】
ーーー…その音の奥には、煮え滾るような【怒り】が感じられる。
コーヒーも感じ取ったのか、
…恐怖で息が止まっているようだった。
ーー…次の瞬間。
ドフ「ーーー……あァ、ならローは何処だ？
海軍にいねェとなりゃァ、探す事に苦労しそうだ……全く。
…忌忌しいな、本当に………！！」
遂に、父さんの額に血管が浮き出た。
相当イラついているな。まぁ、無理もねェ。
だが。
『……見つけるのはそう難しいことじゃねェと思うよ。』
俺の発言に、父さんは眉間にシワを寄せた。
『…ローはオペオペの実を食べた、将来有望な医者、だろう？
……それにアイツの、曲げず嫌いで、気に入らない奴をトコトン嫌うあの性格が重なれば、間違いなくオペオペを駆使して生きる。
そうなれば必ず『噂』になる。海軍の耳にも入ってくる筈だ。』
そうなれば、あとは見つけるのは容易だ。
探し回る必要はない。
ドフ「……確かに、そうかもしれねェな…。
一杯食わされたという点については癪に障るが…まァいいさ。
………フッフッフ…！！そうだ。あいつが【生きてさえいれば】いいんだからなァ…！！
生きていれば、またチャンスはある。
オペオペの実が俺の物となる。
フッフッフッフッ……！！」
！
あぁ、…良かった。
嬉しそうだ。
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ラティ - 面白かったです。 (10月10日 21時) (
レス) @page19 id: 217334ba83 (このIDを非表示/違反報告)
紅掛きょん(プロフ) - 面白すぎて一日掛けて全部読んでしまいました！ドフラミンゴに沼りそうです！更新楽しみにしています！頑張ってください！ (5月10日 17時) (レス) @page19 id: 49dcbf2b4a (このIDを非表示/違反報告)
しろ - 面白くて一気に読んでしまいました。更新楽しみにしてます！ (2023年3月4日 1時) (レス) @page19 id: 93afb517a4 (このIDを非表示/違反報告)
礼 - 一気読みしました！どストライクです 更新頑張ってください！ 応援してます！ (2022年9月19日 11時) (レス) @page19 id: eb2956f6d8 (このIDを非表示/違反報告)
パぁ - めちゃ好きです‼︎更新待ってます‼︎頑張ってください‼︎ (2022年7月10日 19時) (レス) @page19 id: c4c5830ebb (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：夜星詩 | 作成日時：2020年3月18日 2時
