健康診断�� ページ12
コーヒーのお陰で、なんとか診察をスムーズに始める事が出来た俺達は、特に問題もなく作業を進めていた。
ーーー…が、遂にこの効率の良い診察に終止符が打たれるようだな。
『はい、次の………バッファローか。』
バッファロー「だすやん！！」
…実に残念だ。まァ、手早く対応するしかねェよな。
ニコニコと笑顔を向けながら、目の前の席にずっしりと座る。
それと同時に、椅子からミシミシ…と軋む音が聞こえた。
コーヒー「ﾋｪｯ…」
『…あー…最近、何か身体のことで気になる事はあるか？特に腹とか腹とか腹とか。』
バッファロー「な、なんでそんなにお腹ばっかり指摘するだすやん……？！別に何ともないだすやん！！」
『そうか。じゃあ聞くが、明らかに脂肪が1年前と比べて、付きすぎているのは自覚しているか？』
ビシっ、と腹を指を刺す。
バッファロー「ギクッ！！そ、それは…気のせいだすやん！！変わってないだすやん！！」
慌てふためきながら、冷や汗をかきまくるバッファローを見て、俺はため息を着いた。
『…なら、そこの体重計に乗れ。
あぁ、言っておくが服の重さはあらかじめ抜いてある。そのままで構わねェからな。』
バッファロー「わ、わかっただすやん……
………………」
そろり、と体重計に乗りながら、恐る恐る目を見開いた彼の目には、俺の予想通りの………信じられないくらいの重さが記録されていた。
その数字を見て、バッファローとコーヒー達 助手が絶句した。
『ほらみろ。どうせ、毎日アイスやピザといった、自分の好きな物ばかり食べていただろう？
偏った食事は毒だ。健康状態を壊し、このままいくと早死するぞ。
葉を食え、葉を。』
バッファロー「で、でも…ジョーラは『いっぱい食べると大きくなるザマス！』っていってただすやん。
あと、俺能力で飛べるから移動や闘いでは全く問題ないだすやん。」
『…………』
あぁ、ジョーラに…か。
何で誤解を招くような事を教えるんだ。
ついでに彼女も後の診断で食事について注意しねェとな…。
2人揃って太り過ぎだ。全く……
『…能力に頼りすぎた考えも良くねェから、早いところ改めろ。…………はぁ。
時間が惜しい、次、身長を測るからそっちに移動しろ。』
コーヒー(あっ、またため息ついてるA様……
今日で32回目………)
そして、バッファローを筆頭に、
俺は次々とファミリーを診ていくこととなった。
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ラティ - 面白かったです。 (10月10日 21時) (
レス) @page19 id: 217334ba83 (このIDを非表示/違反報告)
紅掛きょん(プロフ) - 面白すぎて一日掛けて全部読んでしまいました！ドフラミンゴに沼りそうです！更新楽しみにしています！頑張ってください！ (5月10日 17時) (レス) @page19 id: 49dcbf2b4a (このIDを非表示/違反報告)
しろ - 面白くて一気に読んでしまいました。更新楽しみにしてます！ (2023年3月4日 1時) (レス) @page19 id: 93afb517a4 (このIDを非表示/違反報告)
礼 - 一気読みしました！どストライクです 更新頑張ってください！ 応援してます！ (2022年9月19日 11時) (レス) @page19 id: eb2956f6d8 (このIDを非表示/違反報告)
パぁ - めちゃ好きです‼︎更新待ってます‼︎頑張ってください‼︎ (2022年7月10日 19時) (レス) @page19 id: c4c5830ebb (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：夜星詩 | 作成日時：2020年3月18日 2時
