ユーカーという男 ページ10
俺に気づいたユーカーは、顔を上げて優しく笑いながら言った。
ユーカー「おかえりなさい、スモーカー君。今日もお疲れ様です。」
『…あぁ、お前もな。』
ユーカーに笑顔を向けられて、俺は目を合わせないまま、横を通っていく。
俺は表情ひとつ変えずに、素っ気なく返した。
ユーカー「！…これはまた、酷い怪我ですね。
待ってください、すぐに手当しますから。」
『…ああ、すまねぇ。』
俺は汗をタオルで拭き取りながら、医療器具の入った鞄の中に手を突っ込むそいつの前に行った。
ユーカー「お待たせしました。では、腕を出して下さい。消毒します。」
『……頼む。』
ここ最近、俺は怪我をすると、医務室ではなくコイツにいつも治療してもらっている。
2週間前、俺が腕に大怪我をしたのを見たユーカーが、「俺に診せてくれ」と頼んで来たのがきっかけだ。
ーーー…まァコイツの腕は確かにいいし、俺もわざわざ医療棟まで移動するのも面倒だ、と言うのもあって、以来ずっと診てもらっている。
だが治療の間は、俺は特にユーカーと話さねェし、ユーカーも口を閉じて真剣に手を動かす。
『………』
…あれから俺は、しばらくコイツを観察してみた。
だが。
分かったことは…
こいつが、新兵にしては強すぎるという事。そして、能力者だと言うこと。
…怪しい、怪しくないの問題では無かった。
まず、こいつは医者だから頭が良い。それに、治療もかなり手慣れている。
話では、数年前から医者の手伝いをしていたんだと。
ーー…成程な。
そして、戦闘センスの高さ。
どうやらコイツは、10歳の時から海軍のとある将校に覇気を習いはじめた、と言う。
…今では武装色の覇気が使えるんだと。
覇気の習得ってもんは、早々出来るものじゃねェ。少将になってからやっと習得できる奴が殆どだ。
ーー…その点、アイツは覇気の素質があるんだろう。
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夜星詩(プロフ) - ふじかくしさん» 長らくお待たせしました！追いかけて下さるのですか…！ありがとうございます！感謝しかない……(TT)これからも頑張ります！ (2020年3月18日 7時) (
レス) id: 99f325c4b6 (このIDを非表示/違反報告)
夜星詩(プロフ) - ソルさん» 更新やっとしました！申し訳ございませんでした……頑張って書かせて頂きます！応援よろしくお願いします＼(^^)／ (2020年3月18日 7時) (レス) id: 99f325c4b6 (このIDを非表示/違反報告)
夜星詩(プロフ) - リンゴさん» こちらこそ、楽しみにしていただけてとっても嬉しいです！Part5でも頑張りますね！！ありがとうございます！ (2020年3月18日 7時) (レス) id: 99f325c4b6 (このIDを非表示/違反報告)
ふじかくし(プロフ) - うおー！更新！って来ました！更新ありがとうございます！ずっと追いかけてます、これからも応援してます！頑張ってください！ (2020年3月18日 0時) (レス) id: 6d3dab76b3 (このIDを非表示/違反報告)
ソル - 更新ありがとうございます！((0ω0)) Part5楽しみにしています！ (2020年3月17日 20時) (レス) id: 7bc681eabc (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：夜星詩 | 作成日時：2019年6月20日 23時
