一時帰省 ページ44
ーーー…突然ベイに呼び出されたと思ったら、いきなり強制帰省を命令されてしまった。
初めは、俺自身が何か失態をしてしまったのかと疑ったが、どうやらそうでは無く、
「働き続きだから体と心を休ませる為に休暇を取りなさい」
という事だった。
休暇の期間は、約30〜40日程。それまでは海軍本部に帰ることが許されない。
…長すぎる、と一見思うかもしれねェが…海だらけのこの世界の事だ。移動のことも考えると、妥当な日数だろう。
『……確かに、入隊してから殆ど休んだ試しが無かったな。別に問題は無かったんだが…』
コーヒー「ﾁｭﾁｭｰｰ!(いや、どう見ても働き過ぎでしたよ！毎晩深夜遅くまで勉強や鍛錬をして……！！俺、超心配なんですけど…！
絶対いつか体が悲鳴をあげますよ…)」
『…大丈夫だ。それに、こうでもしねェと…俺は、俺自身の望みが叶えられなくなってしまうからな。
ーーー…どうせ死なない体だ。』
コーヒー「ﾁｭｩ…(それは……そうかもしれませんけど……)」
そう言葉を交わしながら、俺は遥か海の向こうに輝く地平線を眺めた。
『…あと、3日もすれば最初の目的の島・イガンケ島に着く。そこで一旦降りてから、イオト島、ウヨミビ島、イカチ島の順に島を回る。その間で、【服】を脱ぎ、【ユーカー】としての俺の足取りを海軍に嗅ぎつけられないようにする。』
俺がそう言うと、首を傾げるコーヒー。
コーヒー「チュ？(え？直接ドフラミンゴ様のいる本拠地に行かないんですか？
わざわざ遠回りしちゃうんですね……！)」
『その方がバレにくいだろう？…万が一の為に、な。』
そこまで言った時、軍艦に乗っていた俺の部下……海兵が、「ユーカーさん！」と呼んだ。
『…話はまた後で。』
コーヒー「チュン！(了解しました！)」
ビシッ、と敬礼のポーズを決めたコーヒーを胸ポケットに入れ、俺は部下の方へと歩いていった。
ーーーーー
ーーー
ー
【ーーー…そして、1週間後ーー】
【ーー…ドンキホーテ海賊団本拠地・スパイダーマイルズ…ーー】
『………久しぶりだな。』
1年程留守にしただけなのに…
…何故だろうか。
島の浜辺も、風も、建物も……何もかもが、懐かしく感じられた。
『……さて、行くか。』
コーヒー「は、はい…！！」
ーーーー……家族の元へ。
父さんの元へ。
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夜星詩(プロフ) - ふじかくしさん» 長らくお待たせしました！追いかけて下さるのですか…！ありがとうございます！感謝しかない……(TT)これからも頑張ります！ (2020年3月18日 7時) (
レス) id: 99f325c4b6 (このIDを非表示/違反報告)
夜星詩(プロフ) - ソルさん» 更新やっとしました！申し訳ございませんでした……頑張って書かせて頂きます！応援よろしくお願いします＼(^^)／ (2020年3月18日 7時) (レス) id: 99f325c4b6 (このIDを非表示/違反報告)
夜星詩(プロフ) - リンゴさん» こちらこそ、楽しみにしていただけてとっても嬉しいです！Part5でも頑張りますね！！ありがとうございます！ (2020年3月18日 7時) (レス) id: 99f325c4b6 (このIDを非表示/違反報告)
ふじかくし(プロフ) - うおー！更新！って来ました！更新ありがとうございます！ずっと追いかけてます、これからも応援してます！頑張ってください！ (2020年3月18日 0時) (レス) id: 6d3dab76b3 (このIDを非表示/違反報告)
ソル - 更新ありがとうございます！((0ω0)) Part5楽しみにしています！ (2020年3月17日 20時) (レス) id: 7bc681eabc (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：夜星詩 | 作成日時：2019年6月20日 23時
