【接触の合図】 ページ29
クザン「ただ…うちの部隊の軍医達がさ、【ユーカーって子が本当に凄い新人だ、覇気も使える、何より礼儀正しい】って訪問から帰ってくるなり騒いでてさ…
…それで、あれです…あ〜……なんだ、その、気になったというか…いいな〜…、欲しいな〜…って。
…やっぱ、駄目ですか?」
ベイ「……すまなかった、クザン。」
クザン「?え…」
ベイ「…お前がそんなに馬鹿だったことに気づいてやれなくて、すまなかったと言ってるんだ。
……薬を出しといてやる。2、3発殴らせろ。それでスッキリ治るはずだ。」
『』
クザン「ちょ、ちょっと待った待った!!いくら何でもアンタの鉄拳をマトモに喰らっちゃあ…!!」
ベイ「あ"ぁ?…なら諦めろ。コイツは俺ん所の人間だ。」
クザン「えぇ〜…!れ、レンタルだけでもどうか!少しの間だけ、ねぇ…?」
ベイ「何度も言わせるな。それにそいつは【モノ】じゃなくて【人間】だ。レンタルなんて二度と言うんじゃねェぞ。」
クザン「うっ…サーセンでした。
…いや、でも!!
あ!
なァ、ユーカーはどうなの?!俺の隊にチョット来てみたいとか思わない?」
…急だな。だが…
『…いえ、クザン中将の部隊がどのようなものか分からないので、何とも言えません。
ただ、…今俺に必要なのは、ベイ中将も仰った通り、【医者としての経験】です。
それを学ぶことが出来るベイ中将の隊は、今の俺に最も適している…と思います。
ー…だから、もう少し、俺が力を付けてから…もう一度お考えになってくれませんか?
その時に、また声を掛けてくださると、とても嬉しいです。』
俺がそう返事すると、クザンはやや不満気に唸り、ベイ中将はニヤリと笑いながら、大きく頷いた。
ベイ「ホラ、こいつもこう言っている。分かったならさっさと…こんな所で油売ってねェで仕事しろ。
お前の事だ、どうせまた書類サボっているんだろう?聞いてるぞ、お前の話は。」
クザン「え、怖いんですけれど。」
ー…その刹那。
『!!』
俺は感覚的に、【異変】に気が付いた。
これは…!
目には見えないが、俺の頭にはハッキリと…
"今、コーヒーの奴が本部を全力で走り回っている"という事が分かった。
ー…これは、コーヒーに命令した…【合図】だ。
スモーカーと、リンドウが接触した時の、【合図】。
それが今、されている…という事はつまり。
不味い。
…止めねェと。
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夜星詩(プロフ) - ふじかくしさん» 長らくお待たせしました！追いかけて下さるのですか…！ありがとうございます！感謝しかない……(TT)これからも頑張ります！ (2020年3月18日 7時) (
レス) id: 99f325c4b6 (このIDを非表示/違反報告)
夜星詩(プロフ) - ソルさん» 更新やっとしました！申し訳ございませんでした……頑張って書かせて頂きます！応援よろしくお願いします＼(^^)／ (2020年3月18日 7時) (レス) id: 99f325c4b6 (このIDを非表示/違反報告)
夜星詩(プロフ) - リンゴさん» こちらこそ、楽しみにしていただけてとっても嬉しいです！Part5でも頑張りますね！！ありがとうございます！ (2020年3月18日 7時) (レス) id: 99f325c4b6 (このIDを非表示/違反報告)
ふじかくし(プロフ) - うおー！更新！って来ました！更新ありがとうございます！ずっと追いかけてます、これからも応援してます！頑張ってください！ (2020年3月18日 0時) (レス) id: 6d3dab76b3 (このIDを非表示/違反報告)
ソル - 更新ありがとうございます！((0ω0)) Part5楽しみにしています！ (2020年3月17日 20時) (レス) id: 7bc681eabc (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：夜星詩 | 作成日時：2019年6月20日 23時
