変な奴ら ページ13
『……ま、明日の朝までに考えておいてくれ。
直ぐには決められねェ筈だ。明日、また此処に呼び出す。
…任務についてはさっきも言ったが、現時点で詳細は教えられねェ。
だが、今言えるのは………俺に着いて来る奴には、相当な努力と苦労を強いる事になるから、そのつもりでいてくれ。
……良く考えて、決めるんだな。』
俺はそう言い、3人に背を向けた。
ーーその時だった。
…自身の耳を疑う言葉が聞こえたのは。
「……おれ、行きたいです…!!」
…？！
「必ず役に立ちますから、どうぞおれを連れて行ってください!!!」
「はぁッ?!ズリーぞお前!!おれが行くからな!!」
「いやいやいや!!俺だ行くのは!この役は流石のお前らにも絶ｯ〜対に譲れねェぞ!!」
・
『……は？』
と、思わず俺の口から漏れる。
……こいつら何言ってる…？【行きたい】と言いながら互いに喧嘩してる様に聞こえるんだが……俺の耳と目が可笑しくなったのだろうか？
「A様の役に立てる二度とないチャンスだぞ?!ここは3人の中で1番働けて容量のいいおれが行くべきだろうが!!!」
「お前、ヴェルゴさんの書類にコーヒーぶちまけたクセに、よくそんなこと言えるな!?
パワーなら3人のうち1番で、口の硬いおれが適役だ！」
「いや、お前ら二人とも頭悪いだろ！」
「「お 前 も な!!!」」
………
『………ﾌﾌｯ』
思わず笑いが込み上げて来た。普通に笑ったのは、何時ぶりだろうか。
3人「!!?」(((A様が笑った…?!)))
『ﾌﾌｯ……ﾌﾌﾌﾌ…!!!お前ら、全員変な奴なんだな…!!』
「変な奴って……そりゃあ俺ら海賊ですから、イカレてて当然ですよ！」
『……あぁ。』
部下(あっ、真顔になった…。)
…その言い方だと…無自覚なんだろうが、俺や父さんも【イカレてる】と…遠回しに言ってるも同然だが…。
…まァ俺に関しては、否定はしねェけどな。
『……進んで志願してくれるのは嬉しいが、本当に分かってるんだろうな？
遊びじゃねェし、任務の失敗は許されねェぞ？？』
真剣な眼差しでそう言うと、部下の一人が声をあげた。
「？！そんなの分かってますよ!!」
『！…』
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さー(プロフ) - まさか占ツクで神絵師を見つけるとは思ってもみませんでした！ストーリー面白くて大好きです！！ (2022年8月20日 12時) (
レス) @page26 id: 5223f4fba9 (このIDを非表示/違反報告)
Sun._raise(プロフ) - 主さんの絵を見て思った。コラソン、ノーメイクバチくそイケメンじゃね···？？ (2022年3月3日 20時) (レス) @page26 id: 276bbde748 (このIDを非表示/違反報告)
名無し - イラストうまっ！読んでる最中ですが、続きがワクワクしすぎて徹夜です。 (2021年11月23日 2時) (レス) @page26 id: 5dd5aad3a6 (このIDを非表示/違反報告)
夜星詩(プロフ) - HA LUさん» コメントありがとうございます！そう言って頂けてとても恐縮です…！現在、イラストの修行中なので、もしかしたら近いうちにイラスト作品集を作るかもしれません。検討します！ありがとうございます！ (2020年4月29日 2時) (レス) id: 99f325c4b6 (このIDを非表示/違反報告)
HA LU(プロフ) - 主の絵を確認させて頂きましたがあなたは神ですか!?神なんですか!?もし良かったら主が描いた絵だけを載せる作品を作ってはいかがでしょうか。（もう作っていたらすみません。）これからも主を応援します！他の作品も拝見していきます。主(●'д')bﾌｧｲﾄです (2020年3月25日 20時) (レス) id: 4520b61900 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：夜星詩 | 作成日時：2019年1月1日 22時
