ジャガーさんと一緒 (ページ2)

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第一笛・何だよ、この変なオジサンと機械は…… ページ2

私は後藤れい子。20歳。東京に上京してきたばっかりで今は街を歩いてなんかいい店がないかチェック中。

「ちょっと、そこのお姉さん！」

声をかけられ、声が聞こえた方を向くとレジャーシートに何か機械みたいな物をおいているその隣に椅子に座っているオジサンがいた

「はい？」

私は誰か知らない人に声をかけられたので不審に答える。
「べえつに怪しい者じゃないよ、そうそうこれどう？買ってみない？」
ひとつだけポツンと置かれた機械を指差している

「いや……結構で……。」
断ろうとすると…
「あ、待って待って！せめてどんなのかくらい見てみようよ！」
オジサンが引き止めてきたので戻る。
私こう言うの苦手なんだよ……

「分かりましたよ……。」
オジサンが機械を持ってこっちに見せつける
「コレコレ。どこにでも好きなところにいけちゃう！とってもWonderful(ワンダフル)な機械なわけなんだよー！」
言っている意味がわからず眉間に皺を寄せる
「ま、そんなに怒らないで……！！！見てこのダイヤルを合わせて、このボタンを押せば好きな時代にいけちゃう…！！」
テテーン！とでも音をつけたくなるようなキメ顔をして私を見る

「興味……ありませんね……」
行きたい時代なんて無いよ……二次元ならともかく……

「好きなアニメは…？」
と私の心を悟ったかのようにニヤリと笑みを浮かべている。
私も無意識に機械のところに足を運んでいた

「なんでそんなこと…きくんです？」
私はちょっとどきりとしたのを抑えるようにオジサンに冷たく言い放った

「そんな…分かってるんだろう？君は…あれだな？夢女子って奴……？」
その言葉に私の胸がザワっと波打つのが分かった

「な、なんで…それを……」
私はギチギチと首をオジサンの方に固定させてガクガク震えた

「ちょ、怖いな、お姉さん」
オジサンも緊張が混じった笑みを浮かべて私を見ている
「怖いのは貴方の方ですよ……！」
コイツ……絶対怪しい！と分かった。

「怪しく無いっての！そりゃ、僕がココの世界の人間じゃないからっ……あ……。」
オジサンはやっちまったと小声でつぶやき
「いやぁアハハ、いっけねぇ～～✫」
コチン、とグーで自分の頭を叩いた

[[((なんてこった！こんなことする人初めて見たァァァァァァァァァァァ))]]

変なオジサンの正体とは……！
れい子は無事でいられるのか…！！！？
さて！次回に乞うご期待！！