愛し、愛されたいので_１ (ページ11)

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□□花には水と太陽を、君には紙とペンを。ページ11

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(A……、結局、昨日は帰っちゃったんだな)

(心配だな……。倒れたって聞いたし……もしかしてA、実は重い病気とかだったりするの、か……？)

(いやいやそんなはず……、あぁでも美人は短命って聞くし……)

　教室で、「おはよう、なずな」なんてアルカイックスマイルで挨拶してくれるのを期待しながら校門を通る。

　＿＿ふと、10メートルくらい前を歩く男女が目に留まる。

(あれ、Aっ＿＿＿＿レオちん？)

(なんれ、ふたりがいっしょに……、距離近い……)

(なんか……、仲良さそうだな……)

(いっしょに来るって、幼馴染とか……。どこまで？何を知って、？)

　あぁ、でも……そっか。レオちんは、あれだ。

おれが知らないAを知ってる

(＿＿＿＿＿＿ヤだ、＿＿)

□□□

　
　
「家の前で待ち伏せするなとあれほど……」

「Aが合鍵くれないからだろ！何度も言うけど、とっくの昔に許可とってたんだぞ！？」

「悪いがあそこは私の”テリトリー”だ。誰ひとり入れる気はない」

「『誰ひとり』……？じゃあ、おまえのとこの家事代行はいったいなんなんだ？けっこうな頻度で来てるよな、あいつ」

「…………レオ、怒っているのですか」

「質問してるだけだろ。変に勘繰るなよな〜」

　＿＿＿＿予測不能、理解不能。そんな風に言われるおれだけど、おれにとってのそれはAだ。

　何をするか予測できなくて、その言動に理解が及ばなくて、なんなんだこいつって、考えて、考えて、それがインスピレーションに繋がって、楽しくて、面白くて、面白くて＿＿！！

　＿＿＿＿だから、気に食わない。

おれの『生きる意味』を、奪おうとするやつがいる

□【月永レオの心酔】→←■.（少し変更）