２話 ページ4
em side
グルッペンさんにはああいったものの、久しぶりに会うAを騙して連れてくるのは気がひける。
かと言って相手はAだ。正直に軍医になってほしいから城まで来てくれなんて言ってもばっさり断られるだけだろう。グルッペンさんはほしいものは無理矢理にでも手にいれるまで試行錯誤するだろうし、そうなったらAがかわいそうだ。
そんなことを考え、しぶしぶAの返事の手紙に集合場所を記して鳥の足にくくりつけた。
Aとの再会は一週間後に決まった。
zm side
グルッペンのやつから連絡が入った。今から幹部全員を集めて会議を開くらしい。
どーせあいつのことや。また戦争かなんかやろ。
総統室に行くと、急に集められて呆れる幹部たち、ニヤニヤしているグルッペン、そしてなにやら困り顔のエミさんがおった。
zm「エミさん、どーしたん？何かやらかしたん？」
em「いえ、それが…」
エミさんがなにか言いかけたが、どうやらここにきたのは俺が最後だったようだ。
gr「全員揃ったようだな。では本題に入ろうか。」
グルッペンの話が終わった後、総統室は騒然とした。
会ったこともないエミさんの知り合いを軍医にする…？
kn「俺は反対や。信用できん。」
sha「俺もシッマと同意見やな。」
tn「そもそも、向こうがハイと答えるかも分からんのに…」
それぞれが思い思いの意見を述べていく。だから俺も思ったことを言った。
zm「俺は、グルッペンのいうとおりでええと思う。腕も信用できるやろ、エミさんの知り合いやで？それにこいつは俺らが止めたってやるし」
gr「そういうことや。決行は一週間後だ」
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まくら(プロフ) - ルシュカルさん» ありがとうございます！初めてのコメント嬉しいです〜！ (2月10日 23時) (
レス) id: dfaa0d8ad8 (このIDを非表示/違反報告)
ぴのた - オ/リ/フ/ラ立ってますよ！はちゃめちゃに面白いんで応援してます！ (2月10日 20時) (レス) @page11 id: 3899174e41 (このIDを非表示/違反報告)
ルシュカル - 言葉遣いからストーリー、全てにおいてとても素敵で最高です。応援しています。 (2月10日 14時) (レス) id: 1f2be1491f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：まくら | 作成日時：2024年1月13日 23時
