１１話 ページ13
shp side
『それじゃ始めましょうか。私はA。A・コスモオーラよ。よろしくね』
『お兄さんのお名前は？』
正直この子は可愛い。そんなAにお兄さんと呼ばれて、グッとくるものがあった。内心もうずっとお兄さんでええよと言うかかなり迷ったが、いろいろ危ない事になりそうなのでやめておく。
shp「ショッピや。よろしくな。」
Aは満足げににぱ〜っと笑っている。
『自己紹介って言っても、私の事はさっきショッピがほとんど聞いちゃったから、今度は私がショッピに質問するわね』
shp「おん、ええで」
『ショッピは何歳なの？』
shp「１９。」
『もっと近いと思ってた…よく若いって言われない？』
shp「言われた事あるか…？」
『ショッピはどうしてここにきたの？』
shp「俺はここ来る前もよその国で傭兵やっとってん。で、そこの国が戦争で負けたから適当に活気ありそうな国に逃げてきたんや。あそこは俺にとっては生まれた場所ってだけで、それ以上の思い入れも特にないしな。最終的にはこの国の軍に入るのが今のところの目標やな」
『へえ〜〜！！きっとショッピは強いから大丈夫よね』
Aは目をキラキラさせている。
『ねえ、ベッド二段なんだけどどっちがいい？』
shp「あー、A使ってへんほうでええで」
ふと目をやったAのベッドに気になるものが見えた
shp「A、それは？」
『これ？これはまーくんっていうの。母が私が小さい頃に作ってくれたのよ』
自慢げにそう言って幼児用のお昼寝枕を抱きしめるA。彼女のそんな幼いというか年相応なところを見たのはそれが初めての事で、なんというかほっこりした。
『これにはショッピもあんまり触らないでね、匂い変わっちゃうから…』
なるほど、こいつはAの安心毛布なんやな
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まくら(プロフ) - ルシュカルさん» ありがとうございます！初めてのコメント嬉しいです〜！ (2月10日 23時) (
レス) id: dfaa0d8ad8 (このIDを非表示/違反報告)
ぴのた - オ/リ/フ/ラ立ってますよ！はちゃめちゃに面白いんで応援してます！ (2月10日 20時) (レス) @page11 id: 3899174e41 (このIDを非表示/違反報告)
ルシュカル - 言葉遣いからストーリー、全てにおいてとても素敵で最高です。応援しています。 (2月10日 14時) (レス) id: 1f2be1491f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：まくら | 作成日時：2024年1月13日 23時
