プロローグ ページ2
昔々、あるところに熱心な科学者たちがいました。
彼らは人体の謎が解明されていないがために苦しんでいる怪我人や病人を助けたいと思いました。
しかし、そのためには人体を使った実験が一番効率的だということを彼らは知っていました。
それが人々からも理解されないということもまた、彼らは知っていました。
それでも、彼らは諦め切れませんでした。
彼らは自分達の体を実験台とすることを決意しました。
人々を助けようと研究を進めていた彼らですが、
やはり自分達の脳や腹部を開いて研究するその様は人々には大変恐ろしいものに見えました。
彼らは人々の間でどんどん孤立していきました。
終いには人々は彼らを恐れるあまり、彼らの国を作りそこに彼らを閉じ込めるような体制をとりました。
彼らは与えられた国で研究を続けました。
そうしているうちに、彼らはだんだん人間ではなくなっていきました。
自分達の体がどんなに変わっていこうとも、彼らは研究をやめませんでした。
いつか人々が自分達を受け入れ、病や怪我を克服する技術を手にいれる日が来ると信じ続けているのです。
彼らは自分達のことを探求者と呼び、人々はそんな彼らのことを人外、元人間などと呼びました。
探求者は自分達の国で繁栄し、
初代から代々、人類との和解の日を待ちわびているのです。
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まくら(プロフ) - ルシュカルさん» ありがとうございます！初めてのコメント嬉しいです〜！ (2月10日 23時) (
レス) id: dfaa0d8ad8 (このIDを非表示/違反報告)
ぴのた - オ/リ/フ/ラ立ってますよ！はちゃめちゃに面白いんで応援してます！ (2月10日 20時) (レス) @page11 id: 3899174e41 (このIDを非表示/違反報告)
ルシュカル - 言葉遣いからストーリー、全てにおいてとても素敵で最高です。応援しています。 (2月10日 14時) (レス) id: 1f2be1491f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：まくら | 作成日時：2024年1月13日 23時
