絶対笑わせたるからな (ページ3)

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與「俺の知らんとこでなんかあった？」

『なんかどころじゃない。

お父さんとお母さんが離婚して

お父さんがお母さんに暴力ふるったせいで

私が高校2年のときにお母さんが死んだ。

私は今叔母の家に居候してるけどちょっともう、しんどいや。』

與「A､､､」

私の名前を呼んで優しく抱きしめてくれる真ちゃん

甘えちゃうよ私。

私は大人気なく大声を出して泣いた

『もう、大丈夫。ありがとう。

だからね、そのせいで私心から笑えなくなったの』

與「そっか､､､Aさ、俺の家くる？」

『え？』

與「俺と一緒に暮らそうや！」

『いいの？今の私甘えちゃうから行っちゃうよ？』

與「うん、おいで！」

『ありがとう､､､真ちゃん､､､』

私に家の住所が書いてある紙を渡してその場を去った真ちゃん。

さっそく家に帰って叔母さんに話す。

止めるわけでも悲しむわけでもなく私を送り出す

一応、お世話になったもんね。

『お世話になりました』

私は深くお辞儀をして書いてある場所にたどり着いた。

インターホンを押すと真ちゃんの声が聞こえた

與「いらっしゃい」

そう言って玄関を開けてくれる

『おじゃまします。』

與「今日からここが俺とAの家やからね

仕事から帰ってきたらおじゃましますとか言わんとってよ」

『うん。真ちゃん、本当にありがとう』

與「いいよ！気にしやんとって

ちっちゃい頃からの仲なんやから」

『真ちゃんはね小さい頃からお兄ちゃんみたいな存在だった』

與「まあ実際3歳離れてるからな～」

『もう兄妹だよね。』

與「先にお昼ご飯たべよっか」

『私なにか作るね！

しっかり作れるようになったんだよ』

與「ちっさい頃は指切ったって泣いてたのにな～」

『泣かないけど未だに指は切る』

與「え～、切らんとってよ？(笑)」

家に居させてもらうんだから出来ることはしなきゃね

『真ちゃん出来たよ！』

與「お！美味そ～！！」

美味しい美味しいって笑いながら食べてくれる真ちゃん

『ふふふ(笑)かわいい』

與「A、今笑ったやろ？」

『笑った？』

與「俺やっぱり笑ってる方がいいと思う！

いつまでもそんな感じやったらしんどいで。

俺、絶対笑わせたるからな。毎日笑わせたる」