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叔母「おいしいの?おいしくないの?」


『美味しいです』


叔母「ならちょっとは笑顔みせて美味しいって言ってよ

作ってる側がどうして気を遣わなきゃいけなくなるの」


『ごめんなさい、、、ごちそうさまでした』


私は、笑えない。

私も昔は父と母と3人で暮らしてた。

なのに父の酒癖が悪くてよく母に手を上げていた

お酒を飲まなければ暴力はなくなると思った幼い私は

お酒を一度隠したことがある。

そしたら父が買ってこいと私を家から追い出した

幼くてもこの年じゃお酒が買えないと知ってる私は

盗みを犯した。案の定ばれて親を呼ばれた


母「A!!!!なにしてるの!!」


『お母さん、、、ごめんなさい(泣)お父さんに、お父さんに、、、(泣)』


そう言ったら何も言わず抱きしめてくれた。

いい匂いがした。それから謝って帰してもらった。


母「A、家でよっか。お引越ししよう」


私はすぐに頷いた。もうあんな父と一緒にいてたら

いつか殺されると思ってたから。


次の日、父が外に出た隙に私達は家を出た

テーブルの上には母の名前が書いてある紙が置いてあった

離婚届だろう。私でもわかった。離婚して正解だ


こうして別の家で仲良く母とふたりで暮らした

女手一つで育ててくれた。

高校生になった私はアルバイトをして少しでも

家のことにお金を使った。


高校2年の秋、電話がかかってきた。

病院からだった。

母が亡くなった。そう電話で言われた


『なん、、、で、、、?』


私は病院まで走った。母のいる部屋に入った。

母の顔には白い布がかぶされてる


『ねえ!!起きてよ、、、なんで?なんでお母さん!』


医者「落ち着いてください」


『落ち着けるわけない!!ねえ、なんで?

なんで今までふたりで頑張ったじゃん!

私を一人にしないでよ!なんで死ぬのがあいつじゃないの?』


無意識に言った【あいつ】は多分、ていうか絶対に父のことだと思う

私は本当に恨んでいた

亡くなった理由も父がふるった暴力が脳に響いて今に至ったらしい

母が病院に通っていたなんて知らなかった。


何日か経って部屋を片付けていたら手紙が出てきた

母の字だった。私はゆっくりとその封筒を開いた

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flower - とっても面白いです。更新頑張って下さい! (2017年7月31日 22時) (レス) id: e5c265d958 (このIDを非表示/違反報告)
ぽめ子 - 更新頑張ってくださいね! (2017年5月27日 14時) (レス) id: b0ae5b9340 (このIDを非表示/違反報告)
AAAあたうのlove!(プロフ) - すごく面白いです!更新頑張ってください!更新楽しみです! (2017年4月11日 0時) (レス) id: 74b3c37757 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:SUN | 作成日時:2017年4月2日 16時

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