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04:狂ったように ページ4
??「あら、こんばんは。
いい夜ね」
此方に気付き、挨拶をしてくるその少女。
太宰「……こんばんは。
君は其処で何をしているの?」
??「何をしているか?そうねぇ…遊んでいるの」
ふわふわと浮かびながら言う少女。
遊んで…いる?
??「こんな時間にしか遊べないんだけどね?すっごく面白いのよ!」
月明かりに照らされ、彼女の全身が見える。
暗くてよく見えなかったが、赤いワンピースかと思っていたそれは、血まみれの白いワンピースで。
思わず目を見開いた。
そんな私の視線に気づいたらしく、
??「これは…まぁ、遊んでいたら汚れちゃった感じかしら。
何時ものことだし、気にしないで」
少し照れたように言う少女。
中也「太宰!
なかなか見つからないと思ったら、こんな所に……って誰だ手前?」
??「あら、こんばんは。
今日はよく人に会う日なのかしら?」
彼女の目が、嬉しそうに細められた。
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作者名:皐月 | 作成日時:2017年6月13日 15時