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03:銀色の髪の少女 ページ3
太宰「うーん……
居ないか…」
かれこれ10分程歩き回っているが、それらしき人物は全く見当たらない。
ついに、違う道路へ出てしまったようだ。
中也に連絡して、一旦引き上げるか…
否、そのままおいていってもいいか。
なんて事を考えていると、
??「ァハハハッ！
ァハハハハハッ」
太宰「……！」
向こうの方から、笑い声が聞こえた。
それも、純粋な笑い声ではなく、何処か狂ったような…
少し走ったところに、血溜まりがあった。
そこには、倒れている何人かの男。
そして＿＿＿
銀色の髪を高い位置でひとつにまとめ
赤っぽい色のワンピースを身にまとい、狂ったように笑う少女が居た。
さらに、彼女は…
私の目線の位置ぐらいまで浮いていた。
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作者名：皐月 | 作成日時：2017年6月13日 15時
