大人が206人 ページ6
皆がいる所に戻ると、わっと頭を撫でられた。
佐久間「すごいじゃないかA！
まさかのティーチャーグランプリに選ばれるなんてな！」
「あ、ありがとう」
浜野「さすが俺らのせんせー！」
速水「A先生のクラスで良かったです！」
「おお？言うなコイツら」
嬉しいが、少し恥ずかしい。
だが、皆から選ばれて1位になるというのはどこか誇らしい気もするな。
鬼道「中学の時のミスにも選ばれてたしな」
生徒達「やっぱり！」
「言うなよ！」
早く話を終わらす為、急いで元いた場所に座った。
隣にいた豪炎寺がニヤニヤしながらなにか言いたそうだが、肩パンしたら黙った。
司会1「早いもので、もう終わりに近づきました…」
司会2「皆さんこの3日間の学園祭楽しんでいただけましたかー！！」
司会2の言葉に、皆歓声やら拍手やらおこる。
ちなみに、出店ナンバーワンはメイド喫茶だったそう。
部活動の出店は言うまでもなくサッカー部だ。
司会1「それでは皆さん、明日の振替休日で思いっきり休んで、また明後日元気な姿で会いましょう！」
司会2「ありがとうございましたー！」
いつの間にか司会が終わりを告げる。
大きな歓声に包まれ、この大波乱だった3日間の学園祭は幕を閉じた。
「ふう…終わったな」
春奈「お疲れ様です、飲み会の場所は抑えましたよ」
「春奈？」
鬼道「さすがだ。おいお前ら行くぞ」
「鬼道？」
吹雪「よーし、車乗り合いしてそこに行こうか
場所のURL送って〜」
私が突っ込む間もなく、話は進んでいく。
面倒事にならないよう、ここを離れよう…。
豪炎寺「勿論行くよな？
片付け終わったら連絡しろ。迎えに行くから」
「バレてた……」
どうやら私も強制参加のようです。
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作者名：すすかもね | 作成日時：2022年9月28日 10時
