大人が211人 ページ14
「ついたぞー」
天馬「失礼しまーす！」
太陽「Aさんの一人暮らしの部屋…！」
剣城「兄さんに自慢しよ」
適当に座っててねと声をかけ、お風呂場へ。
部屋着に着替えて松風達の所へ戻った。
「コップ勝手に使っていいからさ」
太陽「Aさんの使用済コップ…！」
剣城「舐め回すのは申し訳ない…」
「何する気だコラ」
さすが中学生というか、まだ元気が有り余っている。
家庭用ゲーム機でいつの間にかサッカーをしだした。
「…アイツらが遊んでる間に風呂はいって授業用資料でもつくろっと」
松風達が気づく頃にはもう資料をほとんど作り終えました。私って天才！
「3人で雑魚寝する？」
天馬「そこは4人で！」
「いよいよ犯罪だわ」
ただでさえ泊めること自体がやばいのに…！！
そんなこととは露知らず、松風達は眠る位置を決めていたのだ。
太陽「僕Aさんの寝顔見たいから隣がいいな」
天馬「太陽だけいい思い出しすぎ！」
剣城「あぁ、俺も隣がいい」
天馬「剣城も！！」
…太陽ってなんか、吉良に似てるよな。
おっと、これ以上言うのはやめといた方がいいのか？……でも本当に似てるんだよな。
「もう位置とかどうでもいい。眠くなったやつが先に寝てろ」
3人「はーい」
いつの間にかゲームを終えた３人共は、今度は会話に花を咲かせていた。
天馬「フェイが未来に帰ったの、寂しいな」
「え」
剣城「どうかしました？」
「いやいや……未来？80年後とか？」
太陽「いえ、200年後の未来です」
「に、200年！？」
オーガが襲来した時よりもーっと後なのか…。
オーガの時は辛うじて生きてる奴いるかな、ぐらいだったのに200年て…みんな死んでる。
天馬「そういえば、よくよく考えるとA先生に似た奴がいたような？」
「えっ、なにそれ」
剣城「あぁ、たしか敵チームにいたような気がする…」
「ちょ、詳しく！」
まぁ、詳しい事は聞けなかったが、どっかの試合で誰かに似てる選手がいたらしく、それが今私だと判明したらしい。
それだと…私は誰かと結婚してるって事になるよな。
太陽「Aさん、あと5年待ってください！
18歳になったら結婚できますよね？」
「私29歳だわ」
剣城「歳の差なんて関係ないです。大事なのは愛です！」
「剣城は今すぐ私に優一を紹介しなさい」
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作者名：すすかもね | 作成日時：2022年9月28日 10時
