二話 ページ2
朝が来ると、私はまた城から飛び出す。
A「はっ、は..ッ！」
毎日の様に城から飛び出す私を、連れ戻す兵。
「A様！外は危ないですよ！」なんて言って、私を城に連れ戻す。そう言う兵と私の姿を見て、民は「A様は御転婆ねぇ」とか「愛されていますな」とか言う。
確かに御転婆に見えるかもしれない、だけど..私は本気なんだ。この城から出たい。
それに、愛されてなんかない。その逆だ。
外に出ると兵とか、お父様は優しくしてくれるけど城じゃ、そんな事してくれない。お姉様もお兄様も、怖い。
私が近寄ると、冷たい視線を送ってくるの。まるで ” 汚物 ” を見ているみたいにさ。
いつもそれで泣いている。
「姫様ー！どこですか！」
「A様ー！」
また兵が来た。
でも、今日は雨。皆、傘をさしている。少しは私の体が隠れているだろう。
だけど少し体が冷たい。傘をさしていないから、雨が当たって体が凍ってしまいそうだ。
兵から遠ざかって行って、無我夢中に走っていた時、誰かにぶつかった。
A「あっ、すみません！」
後ろを向くと、私と同い年の様な子が転んでいた。その子の周りには3人の少年いる。
「あ、ぁ..お、俺、姫様にぶつかっちゃった!?
やばい、殺される！！」
赤髪の子が必死に謝ってきた。
A「殺されなどしませんよ。だって、私は__ 」
「姫様ー！！」
A「！
あの、今急いでいるので..すみません！」
走り出そうとした時、黄色の髪の子が手を掴んできた。
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のろまっと(プロフ) - 堕天使さっきーさん» 志麻さぁぁぁぁぁんんん！！！ 観覧ありがとうございます！ (2017年2月22日 17時) (
レス) id: 6983528de5 (このIDを非表示/違反報告)
堕天使さっきー - 志麻くんイケメン(〃ω〃) (2017年2月22日 17時) (レス) id: a34e759826 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：のろまっと | 作成日時：2017年2月19日 20時
