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二一。 ページ22

F side




中島に見送られ学校に向かう。



電車の中でも授業中でも短い休み時間でも、
中島のことが気になって仕方ない。



今すぐにでも電話、いや帰りたいくらいだが、
そんなこと出来ないのは分かってるから昼休みまで大人しく待つしかないな。





「先生!!」


風「...な、なに。」


「なんでそんなにボーッとしてるの?」


風「そんなにボーッとしてた?笑」


「してたよ。ね?」

「うん。」


風「ごめんごめん、笑」




何でもないよ、と笑顔で誤魔化した。




そんな調子で過ごし、ようやくお昼。

昼食そっちのけで、中島に電話した。




健「...もしもし」


風「中島?大丈夫?」


健「全然へーき。」


風「熱は?」


健「ちょっと待って、」




ガサゴソと体温計を取り出して計り出した様子。



健「んーとね、37.4。」


風「全然変わってないし、」


健「ね、」


風「ん?なに?」


健「仕事、集中してないでしょ笑」




ギクッ



鋭いなー、



風「なんで?」


健「ふーまは心配性だから。笑」



くっ、不意打ちの名前呼び。



ずるい...



風「はは、正解。笑」


健「集中しなさい。」


風「はい。笑」




なんていい返事したけど、結局全然集中出来なかったのは言うまでもない。




風「ただいま」


健「おかえり。ご飯できてるよ。」


風「いいのに...、ありがとな。」


頭を撫でて褒めると嬉しそうに微笑む中島はやっぱり天使だし。


顔色も少し良くなってる様子で、一安心かな。

二二。→←二十。



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ひー - 面白いです、続編があったら読みたいです (2020年5月23日 7時) (レス) id: 5e24214fa3 (このIDを非表示/違反報告)
しろ(プロフ) - 茅さん» ほんとですか!考えてみます! (2020年3月19日 22時) (レス) id: a304ff91ec (このIDを非表示/違反報告)
- 続編読みたいです!! (2020年3月18日 15時) (レス) id: 8c7262dbdf (このIDを非表示/違反報告)
ふらわー(プロフ) - helloさん» 嬉しいです!ありがとうございます!! (2019年12月14日 11時) (レス) id: a304ff91ec (このIDを非表示/違反報告)
hello - 読ませていただいてます       本当に面白くて大好きです これから応援しています (2019年12月13日 17時) (レス) id: f4a871355f (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:しろ | 作成日時:2019年5月10日 18時

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