菊池先生と中島先生

十六。 ページ17

K side





最近ようやく涼しくなってきた。




こうちょうどいい気温だと、眠くなるよね。





健「んぅー。」





ベッドの中で大きく伸びをして、


二度寝に入る。





もちろん今日は休みだ。





健「ん、」




隣がモゾモゾしだして目をうっすら開けると、



風「...はよ。」



菊池が起きてた。



健「おはよ」




さて、そろそろ起きるか。




二度寝から覚めた頃にはお昼近くなってた。
休みの日には珍しくない。




風「なかじまぁ、」


健「んー？」



まだ眠そうな菊池の声が聞こえてくる。



風「今日どっか行く？」


健「んー、買い物しないとかな。」



冷蔵庫を確認しながら答えた。



健「なんかいる物ある？」


風「いや、俺も行く。」


健「わかった。」




遅めの朝ごはんを食べて簡単に身支度して近くのスーパーに行った。



必要なものを買った帰り際。




風「なんか新婚みたいだね？」


健「...何言ってんの。」




なんて可愛げのない返しをしてしまうのは、
いつものこと。





健「ニヤつきすぎ。」



風「俺の可愛いお嫁さん。笑」



でも、バレバレだろう。
ほんとは満更でもないって。

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