きみが好き 。

３０話 。 ページ31

Ｆ side






中島と俺が付き合ってるのがバレてから、
やっと平和になった。


と思いきや、、、


そうでも無いみたい。




何故って、中島は男にも好かれてるから。


俺との関係がバレたのは逆効果だったかな。

男でもいいんだ、なんて思う奴らが出てくる出てくる...

追っ払ってもキリがない。



風「はぁー。」



健「...ごめん。」



あまり人が来ない場所を見つけて、そこでご飯を食べながら話す。



いや、別に中島は悪くないんだ。
うん、でも、優しすぎるんだよね。


これは寄ってくるやつも減らないわけだ。




風「もっと、嫌って言っていいんだよ。」



健「でも、なんか、ね、」



勝「健人くんは優しいからね。笑」



風「そこなんだよなー。自分で対処出来ないからさー。」


クラスが違うから、付きっきりなんて出来ないし。



健「ふーま、」




そんな目で見るなぁぁ




風「...わかったよ。俺がなんとかするから。」



出会った頃と比べてずいぶんと甘え上手になったもんだ。



健「ありがとう！」



まぁこんなにキラキラした目で見られると、何も言えないんだけど。


うん。俺は悪くないと思う。


これに関しては中島がずるい。




風「そのかわり、絶対よそ見すんなよ？」



健「、っ当たり前じゃん//」



うん、かわいい。



勝「イチャつかないでくれますかー？」



風「嫉妬か？笑」



勝「あのねー、」



風「はいはい。」



健「ふふっ、笑」



勝「もう、笑」




三人で喋って笑ってさ。なんか平和だよね、笑

この時間がすげー好き。




風「あ、中島」



昼休みに入り、一旦教室に戻ることにした。



健「ん？」



風「ちょっと、」



勝「...先行ってるよー。」



何かを察した勝利は先に行っててくれた。
勝利くん、出来る子。



健「なにー？」


それに比べ全然わかってない中島くん。
中島らしいけどね。


そんな中島の首筋に印をつける。



健「っん、なに、//」



風「俺のって印。」



健「え？」



この鈍感は...


風「もう、行くよー。」



健「え、あ、ちょっと待って！」


まぁ、そんな中島が好きなんだけどね。



1年前は中島が彼女になるなんて、思いもしなかった。

あの時話しかけてなかったら、
なんて考えるとホントに奇跡でしかないよね。


今じゃ、毎日中島のことばかりだけど、笑
中島が取られないようにとか。

まぁ、離す気なんて全く無いけどね。






一生かけて守るよ。





END，

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