きみが好き 。

１４話 。 ページ15

Ｆ side







文化祭の準備も進み、いよいよ衣装合わせの日。




「はい！これ着て！」


と渡された衣装。




中島と勝利と一緒に見てみたんだけど、




俺は、吸血鬼。

うん、まぁ普通に吸血鬼。



勝利は執事。

これも、シンプルに執事。



中島は猫。

...のはずだよな？





健「...なに､これ？」




中島に渡された衣装には、猫耳と尻尾。

それから、、、スカートとカツラ。




健「なんで...？」




「大丈夫！絶対似合うから！」



健「え、？」





女装するってこと？


いやいや、確かに似合うだろうよ、←

でも、そんなことしたら中島危ねーじゃん。





健「えぇ...でも、」




「ま、とりあえず着てみて！お願い！」



女子に押され、仕方なく着ることになった中島。



中島が着替えてる間に、俺と勝利も着替えた。





健「なんで、僕...こんな...」




すげーテンション下がってんじゃん。 笑




中島は着替えた後、女子にメイクとかヘアセットをしてもらっていて、数分後に出てきた。





健「〜〜っ///」






「可愛すぎ...もう女子やめたい。」



「うわっ...やべー、ちょー可愛い。」





ホントにかわいい。

やばい、

うん、




健「もう、取っていい...？ ///」



「「まだダメ！！」」



健「うぅ...///」



「写真撮らせて！」


「うちも撮りたい！」




.




しばらくして、やっと解放された中島。





健「疲れた〜」



風「お疲れ様。笑」



健「もー、笑い事じゃないよ...」



風「ごめん、ごめん。笑」



勝「それにしても、可愛かったね〜。笑」



健「ちょっと、勝利まで...」




本番は警戒しないとね。



こんなにかわいいと、みんなほっとかないだろうし。

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