きみが好き 。

１２話 。 ページ13

Ｓ side







怪しい...




この2人。




健人くんと、風磨くん。




なんだろう。雰囲気というか。




ただ、仲がいいって感じじゃ無いんだよね。






勝「ねぇねぇ、」



「え、なに？//」



近くにいた女の子に聞いてみる。



勝「あの2人ってただの友達？」


「あー、健人くんと風磨くんね。」


「どうだろう。すごい仲いいよね。」


「付き合ってたりして、！笑」


「えぇー、まさか 笑」


「でも、いつも一緒に居るよね 笑」




何人かの女の子が集まって話してくれたけど…



勝「へー。そっか、ありがとう。」



付き合ってる？

そんなこと言われるくらい仲いいの？




もしかして、ほんとに、？


いやいや、そんなわけ無いよね、？





健「しょーり？」



勝「...ん？」



健「大丈夫？なんか疲れてるの？」



勝「いや、そんなことないよ。大丈夫！」



健「そっか！よかった。」





優しく微笑む健人くんに胸を締め付けられる。




僕が健人くんに恋をしたのはいつだったかな。
でも、気付いたのは転校する時だった。




転校すると言った時健人くんは泣いちゃって、
離れたくないなって思ったんだ。


だから、その時「絶対に帰ってくるね」って約束したの。

健人くんは覚えてないだろうけどね。




あっちで彼女も出来たことあるけど、どうしても健人くんのことが忘れられなくて、長続きはしなかった。



まさか、自分が同性に恋するなんて思わなかったよ。 (笑)



でも、好きになっちゃたんだもん。仕方ないよね？

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