きみが好き 。

１０話 。 ページ11

Ｆ side







ねみー。




健「ふーま。おはよ。」



風「ん、はよ。」



健「ごめん。遅くなっちゃった。」



風「全然。」



健「眠そうだね。 笑」



風「うん、めっちゃ眠い。」



健「ふふ、最近寒いしね。 笑」




かわいい...






.





先生「みんなー席につけー。」



先生の声でみんなが席につく。



先生「今日は転校生を紹介します。」



え、転校生？
ザワザワしだす教室。



先生「入ってきて。」



ガラッ


扉を開け、入ってきたのは「美少年」って言葉が良く似合う綺麗な顔をした男の子だった。


案の定、女子は大騒ぎ。 (笑)



先生「じゃあ、自己紹介してくれる？」




「あ、佐藤勝利です。よろしくお願いします。」



先生「じゃあ、あの空いてる席に座って。」



勝「はい。」





健「...え、なんで、」



風「？...どうした？」



健「いや、友達なの。全然聞いてなくて。」



風「！...そうなんだ、」




キーンコーンカーンコーン



休み時間。



勝「健人くん！」



健「もう、びっくりした、」



勝「ごめん。 笑」



健「ここに入ったんだ。」



勝「うん。健人くんと同じがよくて。 笑」



健「え、それで？」



勝「うん。 笑」



健「勝利なら、もっといい所入りそうなのに。 笑」



勝「え？なんでよ。 笑」




なにこの疎外感...



てか何このツーショット。





「すげーな。」



風「は？...なに急に。」



「いや、こんなに美形が揃うとは。」



風「なにそれ。」



「綺麗なツーショットだなぁと思って。」



風「ふーん。」



「風磨、」



風「ん？」



「顔、怖い。」



風「は？」



「かわいい中島取られちゃったから？ 笑」



風「...なに言ってんだか。」



笑ってる友達。

...ちょっと図星だったのは内緒。

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