きみの声

３１話 。 ページ32

Ｋ side








風磨に言われて前髪を切ることになった。




いじめられてから、なんとなく顔を出すのが怖くなってたけど、風磨に言われると切ってみようかなって思えた。






ちょっと緊張するするけどね。 (笑)







美容院なんていつぶりだろう？





そんなこと考えながら、支度をして待ち合わせ場所に向かう。





あ、風磨もういる。






トントン



風「お、中島。おはよ。」



健おはよ。待たせちゃった?




風「いや、全然。」




健そっか。よかった




風「んじゃ、行こっか」




健「ｺｸﾝｯ」






そんなに遠くないから、歩いて美容院に向かう。





風「ちょっと緊張してる？ (笑)」





健「ｺｸ」




風「そっか、大丈夫、俺近くに居るし。」




風磨はこうやって僕を安心させてくれる。

おかげで美容院つく頃に少しリラックスできた。





カランカラン





「おー風磨。久しぶり。」




風「おじさん、久しぶり。友達連れてきた。」




風磨の親戚の人が出迎えてくれた。
美容師だからか、すごくお洒落な人だなー。




「君が中島くん？」




健「ｺｸﾝ」




「風磨から聞いてるよ。緊張しなくて大丈夫だからね。」




風磨に似て優しい人だな。





特別に風磨に近くにいてもらって始まった。

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